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■高原ウーティへ
最悪な朝・・・。最悪な夜・・・。
本当に大変なことが起こりました(ToT)号泣!!
昨夜乗ったバスは、ダニの巣窟でした。
文字で書くのは簡単だけど、その苦しみたるは壮絶なもの。
0時に乗車してすぐに足や手がかゆくなり、首も耳も猛烈にかゆくなりました。0時なのでバス車内は消灯されていてどこがどのくらいダニに喰われているのかは見えません。でも渋滞停車中、街頭のライトが手首に当たったとき、右手首たった5cm分に50箇所くらいのダニに喰われた箇所が確認できちゃったんです。最低!! 足もかゆくて、靴下の上から足を掻くと、靴下に血が点になって染みました。靴下の中にダニが入り込んでいて、上から潰したものと思われます。
もう、本当、痒い痒いの痒み地獄(>_<) 他の座席でもインド人が痒い痒いと苦しんでいるし、朝10時半にウーティOotyで下車した頃には、見える皮膚という皮膚がボッコボコ!に隆起して大変でした。 折角綺麗な高原地、ウーティに来たのにな。観光がいまひとつ楽しめないのは持続する痒みのせい・・・。
ウーティはイギリス人がインドを植民地支配していた頃に、避暑地として設営した町です。標高が2200mと高いので、インドの暑い夏には絶好の避暑地なんですね! とはいえ今は冬なのでまだまだ肌寒いですけれど。逆の言い方をすれば、空気がひんやりしてすがすがしくて気持ちいいです。
ウーティの町歩き。今まで見たインドの町とぜんぜん違うのは、この標高の高さと、「インド人ではなくイギリス人が作った町」という点から来ているのでしょう。1つめは、チョコレート屋が多い。まるでインドのスイスですよここは。暑いところでは融けてしまうチョコレートもウーティなら大丈夫。2つめは、紅茶屋が多い。イギリス人好みです。ここは有名な「ニルギリティー」の産地ですから、私たちも是非本場でニルギリティーを楽しみたいと、茶葉を購入しました♪ あとはノンベズ(Non-veg、肉類も提供する食堂)の店が多い。これもイギリス人が作った町、ということの表れなのでしょう。インド人には菜食主義者が多く、相対的に英国人は肉を食べる人の比率が高いということなのでしょう。
高原の避暑地らしく、ここは美しいボタニカルガーデンが見所です。インド人にとっても良い観光地でもあるようで、ボタニカルガーデンに来ている人々の会話に耳を澄ますと、ヒンドゥー語(北インドの主要言語)でもタミル語(南)でもない、いろいろな言葉が入ってくるのを感じました。それだけインドの各所からウーティに人が集まっているのだと思いました。
高原、美味しい紅茶に美味しいチョコレート。
ウーティは素敵なところですね。インドじゃないみたい。
ダニの痒みは持続性で、今も苦しんでいます。
これさえなかったら本当に良い、素敵な思い出となる町だったね。
本日の旅
行動 :ウーティ到着、ウーティ観光
朝食 :プーリー(小麦粉風船揚げ)、ココナッツチャツネ(ココナツ固形部分の粉砕と唐辛子のソース)、キャランガマサラ(じゃがいもカレー)、イドゥリ(米豆粉のふっくら蒸し)、カーラチャトゥニ(トマトココナッツソース)/ウーティの食堂
昼食 :ミールス(サンバル(さらさらカレー)、ラッサム(酸味スープ)、ピックル(レモン唐辛子漬け)その他とごはんのセット)、ベズビリヤニ(スパイシーライス)/ウーティの食堂
夕食 :大根カナッペおかか海苔ふりかけ乗せ、大根と大根葉の浅漬け、たたきオクラ(みじん切りオクラに醤油かつおぶし水を混ぜたもの)/宿
宿泊 :ラジャロッジRAJA LODGE
旅情報
1ルピー=2円
*インドの食堂で水をもらうとき
食堂などで、ミネラルウォーターではなく無料の水がほしいときは、「フィルタードウォーターFiltered water」と言うと通じやすいです。ちなみにネパールやブータンでは「タトパニ」(沸かした水)と言って水をもらいます。