2人の世界旅 日々の記録

■旅して１５００日め
旅をしているときは、曜日感覚さえ失いがちです。だから旅して何日めに当たるのかなどは全く気にかからないのですが、今こうして日記をつけてみると、この日は無事に旅して１５００日めを迎えた日のようです。この１００日間を思い起こすと、次のようなことが印象に沸いてきます。

・旅はまたアフリカに戻ってきた。「スーダン南北分裂が決定したなら、北スーダンにも行きたい」夢が、期待の何百倍もの感動の体験で帰ってきた。秘境カッサラでの、素晴らしきスーダン人との出会いに感謝している。
・３年前戦争で入れず、その後東京に戻らない限りビザが取れなくなったエリトリア訪問は諦めていたが、それでも諦めきれずに自分の足を動かしたら、本当に渡航することができた。アフリカの夢がまた１つ減った、嬉しい。
・残る国々へ行くにはどこへ行けばいいのか。悩んで検討して悩み抜いた結果が中国へ飛ぶことだった。
・マカオ、香港、台湾、中国本土。美食の旅は続く。
・モンゴルで遊牧民伝統住居ゲルにホームステイ。伝統文化との出会いに、家族が増えたと思うような感動体験の連続。
・いよいよ旅は中央アジアへ。カザフスタンをビザ取りの拠点とし、旅は今、ウズベキスタン。

２００７年５月にスタートした２人の世界旅も、残りあと１ヶ月強となりました。現時点で、渡航国は２２５ヵ国となっています。帰国日も８月７日と予定が決定し、残りの日々を、最後まで頑張ろう、最後まで楽しもうという意欲がこれまで以上にも沸いている感じがします。

残った地域としては、何より中央アジア諸国。そのためのカザフスタンでのビザ取り奮闘の日々は大変でしたが、難関国の旅は三面六臂、２人で力を合わせれば、何人力にもなることを実感しています。旅が困難な地域に突入するほどそういう絆が強くなる。そして乗り越える。素晴らしいことです。

最後まで頑張ります。

■ウズベキスタンのウズベキスタン
「青の都サマルカンド」の写真を１つ。



今日はサマルカンドを離れる日です。ところでタシケントから来てサマルカンドを観光し、次に移動する旅人は、多くの人はブハラなど、これまたウズベキスタン屈指の観光地へと足を運ぶ人が多いようです。

でも、あづさは、ブハラじゃないところに行きたかった。

なぜならば・・・それは昨日の日記の話と大いに関連します。宿のおばちゃんが、自分のことを「言葉はタジクだけど、私はウズベク人だよ」と説明してくれたことを書きました。そもそもサマルカンドはタジク人の町だったのにウズベキスタンとされてしまったところです。だから、「ウズベキスタンという国の観光に来ているのに、そこにいるのはタジク人」という観光になってしまっています。これがブハラに行っても同じことの繰り返し。ブハラもタジク人の町だから。

私は、次は、「ウズベキスタンの中の、ウズベク人の町」に、行きたいの。だって私はウズベキスタンに来ているんだもの！！


そうして行き先はデナウとしました。次に行くタジキスタンへのルート上にあり、ウズベク人で構成される町。理想的なところですね。サマルカンド郊外の「グリブノイカナウ」と呼ばれる乗り合いタクシー乗り場から、車でおよそ６時間のところにあります。

デナウでは、外国人を泊める権利のある宿を見つけるのが困難でしたが、乗り合いタクシーの親切な運転手が宿を１軒１軒当たってくれ、そして宿もみつかり、１日が無事に終了しました。

そういえば、そのタクシー運ちゃんも、ウズベク人だった！
「ウズベキスタンのウズベク人と触れ合いたい」という想いが、今日早速夢叶ったのです。