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■アフリカへ帰る血
今日、私たちは再びアフリカへ。
2007年10月から2009年1月まで1年4ヶ月間アフリカを歩いた。
でも戦争しているエリトリアへ行けなかった。
あのときから2年が経った。
フライトはエジプトの地中海都市アレキサンドリアAlexandriaに到着した。
アフリカへ再びやってきた。
アフリカへ再びやってきた理由は?
一番大きな理由は、「スーダンの南北分裂が決定した」ことによります。
2年前は南スーダンしか訪問していなかったから、北スーダンに行こう、と。
エリトリアは?
今、世界中でエリトリアビザが取れなくなっているので、諦めています。
アルジェリアビザ同様、日本でしか取れないビザは、今回の旅ではなく、帰国したあとの、次の旅で行けばいい。
エジプトは、和人もあづさも周遊経験があるし、ムバラク辞任により政権転覆した直後の、未だ予断を許さない状況では、今回は観光する気はありません。本当は砂漠のオアシス都市などを観光することも考えたのだけれど、緊張する中では楽しくなさそうです。
今日からエジプト出国までの日記では、アフリカに残された残りの国へ渡航する、または渡航を検討するための、そしてイスラム政変という時代の大きな変化の中に身を置く自分を守る流れと、「大きな挑戦」 -それは近年誰も出来ていないスーダン-エリトリア国境越え- へ向けた旅準備を綴っていきます。
今日はアレキサンドリア滞在をやめました。
「イスラム諸国が政変を起こしている、こんなときだから、いち早くカイロCairoに行きたい!!」
カイロに行く乗り合いタクシーが見つかり、カイロ行きを決断しました。
カイロの中心部では、戦車、兵士、軍人、奇声を上げる人々・・・。
でもムバラク氏は既に大統領を辞任した以上、今あるのは政権交代要求のデモではないようです。デモ衝突時に命を落とした人への追悼の集会だったそうです。
人気のアイスクリーム屋に行列ができる傍らで、戦車に軍人が、国民が国旗を掲げて揚々とする国民という、普通だったらニュースで見るような光景を、この目で見てしまった、カイロ到着初日の夜でした。
兵士もやることなくて、携帯電話で暇つぶし。
本日の旅
行動 :ドバイからカイロへ移動、アラブ首長国連邦出国、エジプト入国
朝食 :ヨーグルト、ホブズ(薄パン)、コーヒー/ドバイの空港
昼食 :ゲブダ(レバーのサンドイッチ)、フール(煮豆のサンドイッチ)、カリ(大根にんじんピクルス)、コシャリ(パスタ煮豆米盛り合わせ)/アレキサンドリアのバスターミナル
夕食 :コシャリ/宿
宿泊 :スルタンホテルSultan Hotel
旅情報
1UAEディルハム=23.3円
1エジプトポンド=14.5円
*アレキサンドリア空港新ターミナル
町から40~50km離れた砂漠の中にポツンと新ターミナルができた。タクシーでアレキサンドリアの町に行こうと思うと100ポンドは取られるので、現実的には空港から少し歩いた幹線道路からミニバスなどをつかまえ、アレキサンドリアへ行きたいことを伝えて乗り継げばいい。私たちは最初ヒッチハイクで、シェアタクの通りかかる大きな交差点まで行き、その後シェアタクでアレキサンドリアの長距離バスターミナルへ行った。日本語ではアレキサンドリアであっても、アラビア語名はイスカンダリーヤ。地元の人にはなかなか英語が通じないので「イスカンダリーヤ」のほうを使うといい。