2人の世界旅 日々の記録

■２人の世界旅１３７ヶ国目、エルサルバドル
やっとエルサルバドルに来たよっ（*^o^*）

昨日は山間部ネバフNebajから一気に国境まで移動することができたので、今朝一番から国境を通過することができました。

国境の町サンクリストバルフロンテラSan Cristobal Frontelaでは衣類マーケットが開かれていて、衣類の山でイミグレーションオフィスも見えないほどの賑わいがありました。ちなみに、私たちの場合はグアテマラ入国が８月８日で、そのときもらう入国スタンプはグアテマラ・エルサルバドル・ホンジュラス・ニカラグアの４ヶ国共通９０日有効滞在許可となります。だから、エルサルバドル入国にあたり、入国スタンプはありませんでした。

ちなみに、旅は中米から南米へと舞台を移しているのですが、中南米は世界で最も治安が悪い地域となります。エルサルバドルは特に首都の治安が悪いことで知られていて、私たちはグアテマラの首都（グアテマラシティーGuatemala city）をほぼ通過、そしてここエルサルバドルでも首都サンサルバドルSan Salvadorは通過のみ、観光もしないつもりです。

国境からサンタアナSanta Ana行きのバスは頻発していて、サンタアナからも順調にバスに乗ることができました。エルサルバドルは、バス車内販売（バス会社側ではなく市民が乗り込んできて即売会をする）が面白いですね。薬を売りに来る者、お菓子を売るにあたり試食品を配る者、書物を売るためにバス車内で朗読をする者、いろんな人が乗り込んできて、退屈しません。

サンタアナからバスに乗って１時間ちょっと過ぎたところで途中下車させてもらい、私たちは乗り合いトラックに乗って、世界遺産ホヤデセレンHoya de Cerenの遺跡を目指しました。

ホヤデセレンは、マヤ文明地域の南端、前コロンビア文明後期にあたる・・・いや、難しいことはやめよっ（笑）
ともあれマヤ文明の都市が築かれたところなのですが、西暦５９０年頃、近隣火山の噴火によって町は火山灰に埋もれました。

訪れてみると、小規模ながら、泥壁の住居が残されているなど、興味深いものがあります。有名観光地にありがちな、「修復しすぎて元の姿とかけ離れた遺跡」と違い、個人的にはこういう保存的な遺跡にはほっとします。何より、遺跡の脇には、切り出されたかのように、火山灰のレイヤー（層）がクッキリと見えています。この町は火山灰に埋もれて眠りについた、だから、この光景はぐっと印象的でした。



写真左に、火山灰の堆積層が見えていますね。規模は小さな遺跡ですが、かなり満足できました。

というわけで、これにて今日のお目当て観光は終わりです。いったん、例の治安の悪い都市として悪名高いサンサルバドルへ行き、市内バスでバスターミナル間を移動し、サンミゲルSan Miguel行きのバスに乗りました。

サンミゲルの町も、物騒で、治安が良さそうなところではありませんでした。もともと内戦（１９８０～９１）時、反政府軍の拠点だった町で、最も戦闘が激しかったところです。今はもちろん戦争は起こっていませんが、浮浪者も、行動に不安のある者も見かけられ、あまり楽しい町ではありません。次に訪問を予定しているお隣の国ホンジュラスでは政変（クーデター）が起こっているし、次に気が休められるのは、果たしていつになることやら。