2人の世界旅 日々の記録

■世界旅９３ヶ国め、カタールへ
朝７時台のフライトでカタールへ飛ぶので、バーレーンでの空港チェックイン時刻は朝５時台です。嬉しいことに、バーバラは車を出してくれ、私たちを空港へ送ってくれました。

着陸したのは、カタールの首都ドーハDohaの空港です。今日からカタール滞在中の５日間は、トレボールさん宅でホームステイをすることになっています。バスに乗ってそのお宅を目指しましょう・・・と思っていた矢先に、いろいろとつまづいてしまいました。

近年この国に、公共バスが生まれました。車体は緑色で統一されているのが目印です。

私たちはまず市内バスターミナルへ行き、地図や住所をもとに、「○○へ行きたいんですけど」と、何番バスに乗ればよいかを尋ねました。運転手、職員、周辺の人、皆がばらばらの番号を言うんですよね。「□番のバスに乗れ」と言われてその番号のバスを待ち、乗車すると「そこに行くのは△番だよ」と言われて乗車をとりやめて、再びその番号のバスが来るのを待ち、乗車すると「そこに行くのは◇番だよ」と言われて乗車とりやめ・・・こういった連続でした。

国内移動は公共バスが主になるでしょうから、初日からこれでは先が思いやられてしまう・・・。

でも、不思議と楽しかったのも事実です。バスシステムがまだまだ安定していないという、カタールという国の一面が見れたから、と思うことにしました。思い通りにいかないことも楽しくなるように考えるということは大事なこと。その気持ちがないと何事にもイライラするだけのつまんない自分になっちゃうものね。

で、ヒッチハイクも含め、到着には四苦八苦しましたが、トレボールさんは優しく私たちを迎え入れてくれました。白髪のおじいちゃん・・・今日からトレボールじいさん、って呼んじゃいます（^^*

トレボールじいさんはオーストラリア人教師で、今はこの国で英語教師をしています。カタールは石油産出国でしょう、話を聞くと、おそらくはそのオイルマネーが教育整備に大きく充てられていることが分かりました。学生は学費無料だし、今いる家も、教師ということで家賃無料、教育の相当量が国の福利により充実しているのです。

「エデュケーションシティー」とは、国が作った「教育の街」。学校あり、学生家族が住む家あり、教師が住む家あり、そういった施設の巨大な複合体です。家は立派なマンションで、全ファニチャー設置、全館無線ラン設置なのだそうです。素晴らしいですね。



でも、こういう施設が出来る前は、一面の砂漠だったという場所。

カタールは、首都ドーハの中心を離れるとすぐ砂かぶりの風景ばかりが広がる国でした。