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■月曜日!ビザ取り始動!
ヤウンデYaoundeの月曜日です。今日からはがしがしビザを取りにかかります。
まず2人で中央アフリカ共和国大使館へ行き、ビザを申請しました。その時点で手元にパスポートはなくなるわけですが、それでも赤道ギニア大使館で申請用紙をもらい、コンゴ共和国大使館では現在開いている国境の場所を確認し、移動手段の有無やその種類を教えてもらうなどの情報収集もしました。また、サントメプリンシペや赤道ギニアの渡航計画では、ガボンビザがシングルかマルチかで大きく運命が変わるので、ガボン大使館で取得できるビザの種類も確認しました。
さらに、周辺国の情勢を教えてもらうために、日本大使館にも行きました。本日、これで大使館5つめ・・・写真のように坂だらけのヤウンデをいっぱいいっぱい歩いてへとへとです(*_*)
日本大使館では2月21日にビザの件で電話相談に応じてくれた親切な領事さんとも対談できました。しかし、目的はガボンやコンゴといった周辺国の治安情勢情報収集だったにも関わらず(もちろんそちらも資料を下さいました)、教えてもらった中で最も大きな事件は、「今日、ドゥアラDoualaで、反大統領勢力が道路を封鎖した」ということでした。
ドゥアラは一昨日(先週土曜日)まで私たちが滞在していたところです。カメルーン最大の都市で、商業の中心である、いわゆるビジネスシティです。しかもドゥアラ港からの貿易によりカメルーン経済を支えている、いわばカメルーンの心臓部。そういったカメルーンの心臓部で道路が封鎖されるということは、石油や食料、あらゆる輸入物資が国内に流通しなくなるため、国内は混乱をきたすでしょう。もちろんバスやタクシーも通行できないため、人々の日常の移動も不可能になります。
日本大使館からの情報によれば、本当ならば先週土曜日から道路が封鎖される計画だったそうです(人員不足により今日の月曜日に延期)。もし、ドゥアラ滞在が長引いていたら、私たちはドゥアラから出られなかった・・・。
先週金曜日に、返金騒動であづさがドゥアラの警察に行ったときの、あづさの味方になってくれた署長おねーさんの最後の言葉、
「もうドゥアラですることがないのなら、早くヤウンデに行きなさい」
・・・この言葉の本当の意味が、やっと分かりました。
署長おねーさんは、最後まで私たちの味方だったんです。警察官であり軍人でもある彼女は、翌日には道路が封鎖されてしまうことをきっと知っていた。だからこそその前に早くヤウンデに行けと、私たちをドゥアラから追い出してくれたのです。
もう2度と会うことのない人なのに、その更なる優しさに遅れて気がついてしまった今、恩人に御礼も言えない自分が、やりきれないほど、悔しい。
本日の旅
行動 :中央アフリカビザ申請、日本大使館訪問、赤道ギニア大使館・コンゴ共和大使館・ガボン大使館訪問
朝食 :ブイ(お米が少し入ったミルクがゆ風アーモンドほんのり風味、とうもろこし粉でとろみがついて甘い)、ベニエ(パン生地を団子状に揚げたもの)/ヤウンデの路上ごはん屋
昼食 :ンドレ(ちょっとビターな葉のみじん切りいっぱいと生ピーナッツをミキサーにかけたようなものと鶏肉でつくったどろどろ煮こみ)マカボ(さといものような白いイモ)をふかしたもの、パタット(さつまいものようなイモ)をふかしたもの/ヤウンデの路上ごはん屋
夕食 :マケロー(焼きサバ)にコンジマン(エストラゴンパウダーと各種スパイスをブレンドした緑のタレ)とペペ(辛いタレ)をつける、バトン(葉に巻かれたマニオクのもち状のもの)、アボカドマヨネーズサラダ、紅茶オレ/宿
宿泊 :バクースエモルフェーBacchus et Morphee
旅情報
1セーファーフラン=0.25円
*カメルーンで取る中央アフリカビザ
ヤウンデのバストス地区にある大使館で申請。
写真2枚必要、パスポートコピー不要、翌日14時受領。
30日シングルビザ(1回入国用、2ヶ月有効):20000セーファーフラン+手続き料5000セーファーフラン。
90日マルチビザ(入国回数無制限):100000セーファーフラン+手続き料5000セーファーフラン。
申請用紙を2枚提出するが、カーボン紙を挟んでくれ記入は1回で済ませてくれる優しい大使館は初めてでした。