2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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カメルーン>2008年03月03日(Mon)
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翌日ヤウンデ
ヤウンデ
:: 旅298日め : 世界旅55ヶ国め : 和人214ヶ国め : あづさ76ヶ国め ::

■ヤウンデで2度めの月曜日
今日も、ガボンビザ申請中。

でも今日は月曜日なので、大使館は開いています。先週末に和人がチャド大使館に行ったときに、ビザ取得には日本大使館発行のレター(ビザ添え状)が必要と言われたので、今日はあづさが日本大使館に足を運び、領事さんとチャド渡航の相談をしました。外務省なので、当然、「退避勧告が出ているところには行ってはいけない」を前面に出す立場の方なのでしょうけれど。

ここまであづさが頑張れる理由の1つには、和人との以前の会話が強く根付いています。

あづさ「日本大使館に行って教えてもらえるのは外務省の安全情報の枠の中のものじゃないの?」
和人「人による」
あづさ「はい」
和人「領事によるんじゃないよ。質問する側によるんだよ」
あづさ「うん」
和人「この地域で最近これこれこういうことになっていますがその点はどうですか、といった聞き方ができるほど、ちゃんと教えてくれる。でもチャドは今どうですかといった具合だけだったら外務省ホームページと同じ内容もらってそれでおしまい。」
あづさ「うん」

正論ですね。

とりあえず、ネットで国際ニュースは読めるのですが、それでは得られる情報が戦闘の地ンジャメナN'Djamenaに関するものと戦闘後の難民の動きが中心になってしまい、情報が偏ってしまいます。私たちは戦闘とは無縁の地(チャド南西部)の渡航を視野に入れているのですからそれではあまり意味がないのです。

私たちは、先週ヤウンデYaoundeに滞在している間、実はちょこまかとチャド大使館を訪問し(守衛もいなくて鍵もかかっていなくてボンジュー(こんにちは)の挨拶で軽く入れるのどかなところ^^)、チャド人そのものから話を聞くことを頑張ってきました。しかも先週はあづさはチャド大使館の領事と、チャド内で安全なところそうでないところ移動手段の頻繁さなどについて伺い、和人もチャド大使(外交のトップ!)と同様の相談をしています。チャド大使館内にはチャドの一般人も多く訪問しているので、彼らへの質疑応答も参考になりますよね。

もちろん、結果的に日本大使館などに迷惑がかかるのならば行きたくない。だから、渡航は現実的に難しいという、実はそういう悪い材料が欲しいというのも、徹底的に調べる理由の1つです。

もうひとつ。チャド渡航を先延ばしにした場合、チャド東の国境がダルフール紛争問題の解決で開かない限り、空路で首都ンジャメナへ入ることになるでしょう。しかしンジャメナへ飛ぶ空路は便数、価格その他何をとっても良いものではなく、しかも得てして治安のよくない首都イン首都アウトの旅日程。“その国らしさ”の魅力は地方都市にあると信じているので、それならば、今隣国カメルーンにいるうちに、チャドの地方都市への訪問を安全に出来る可能性も探そうと思ったのです。

なんか、文章にすると、誤解もでてしまうかもしれませんが、要は、「調べて調べて調べつくす、聞いて聞いて聞きまわる」、これが私たちの旅スタイル、ということです。
(≫旅メモ-チャド情勢

とりあえず、ここまで情報収集に力を注いできたうえで、日本大使館に行き、レター発給のお願いにあがりました。領事さんにはこれまで得た情報やその得方、チャド大使館でのこと、様々なことを報告しました。ガイドブックにない道を知ったことも、ンジャメナから南300kmの半径100km範囲内での行動を検討している私たちにはむしろ安全という情報しか得られないことも、チャド大使やチャド領事との対談の概要も伝えました。そしてレター発給の回答は「明日朝まで待ってください」・・・当然慎重を期すものでした。

慎重を期す、つまり、ダメモトでも前向きに検討してくださる姿勢に、感謝し、あづさは日本大使館を離れました。

■お宿のお引越し
そうそう、ヤウンデに着いて見つけたお宿が、結構快適な安宿だったのですが、実は隣接建物との隙間を通った奥にオーベルジュ(宿)の看板が出ていることが気になっていました。昨日、そちらを覗かせてもらったら、より明るげな、良さそうなところだったので、今日はお宿のお引越しもしました。

3月に入るとヤウンデは雨季です。最近毎日スコールが降っています。しとしと雨が降る日もあります。そういうときは、せめて窓が大きくて明るいお部屋が良いですよね。

今日もアフリカ旅計画を煮詰めるために、頑張りましょう。国によっては入国日指定という条件でビザを発給するところもあるので、「そのとき動けるだけ動こう」といった発想はいけません。
(しかし、レアルート志向になるほど計画通りに動けないのも、事実・・・、ほんっっっっとーーーに難しいんですよ、とほほ)

写真は、宿の近くの路上ごはん屋です。

ヤウンデの路上ごはん屋

旅の間は、こういうところでよく食事を摂っています。その土地の食をいただくということは地元の人との交流つきですから、旅の大きな大事な要素と思うのです。
本日の旅
行動 :日本大使館へレター申請、旅計画
朝食 :インスタント味噌汁、クスクス/宿
昼食 :マケロー(焼きサバ)にコンジマン(エストラゴンパウダーと各種スパイスをブレンドした緑のタレ)とペペ(辛いタレ)をつける、バトン(葉に巻かれたマニオクのもち状のもの)、クスクス/宿
夕食 :クスクス(とうもろこし粉をついてまとめたパテ、今までのクスクスと思うと騙される、ヴタリとも呼ばれる)にケレンケレン(モロヘイヤの葉やイモの葉のようなものがいっぱいと豆が少し入ったとろみいっぱい内臓くさいウマイソース)とゴンボ(オクラでとろとろの肉煮込みソース)をかけたもの/ヤウンデの路上ごはん屋、オレンジ/宿
宿泊 :オーベルジュルグロービュスAuberge le Globus

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旅情報
1セーファーフラン=0.25円

*ヤウンデのスーパーマルシェ
ヤウンデにはスーパーマルシェ(いわゆるスーパーマーケット)が何軒もある。私たちは滞在中6軒入った(それだけ大使館移動等で歩いていたということ)。ヤウンデではスーパー間料金格差が大きく、同商品でも2、3倍の価格の違いが出ているものもある。
また、Aスーパーが軒並み高額かといえばそうではない。ある商品はBスーパーが高くて別商品はCスーパーが高いといった具合。あまりに料金格差が大きいので、日用品買い足しの予定があるならば、ヤウンデ歩きのついでにスーパーをこまめに覗くと良い節約になるだろう。
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