2人の世界旅 日々の記録

■マラリア治療、１日目
朝まで、一睡も、できませんでした。

朝起きても、熱は下がりません。だから２人の判断で、抗マラリア薬の服用に踏み切りました。今回服用したのはコアルテムCoartemという、薬剤耐性熱帯熱マラリアにも有効な薬です。２４錠を１回４錠、１日２回、３日間服用するもので、まずはバスターミナルで初回４錠を服用しました。



そして再びバスの待合室の床（ゴザの上）に倒れこんでいる間に、和人はンガウンデレN'Gaoundereの町をまわって、静養できるきれいで静かな宿を見つけてくれました。

あづさはずっと寝ていました。熱は３９℃から下がりません。治療スケジュールの通り、初回服用の８時間後となる午後３時に、抗マラリア薬２回目を服用しました。

まだ、体中が激痛を訴えていて、寝ていても寝返りをうっても何をしても痛い、痛い、痛い・・・。「イタイヨウ、イタイヨウ」、そうつぶやいているとき、ふと、大正時代からのイ病（イタイイタイ病）患者の苦しみエピソードを思い出してしまったり。

食事はほとんど摂れていません。でも夜和人が淹れてくれたお砂糖いっぱいのレモンティーが美味しくて、せめてこれだけでも飲んでカロリー補給をしようと思います。

夜、熱は３８℃。