2人の世界旅 日々の記録

■コナクリで、今日やったこと
１）リベリア大使館へ、ビザつきパスポート受領
２）コートジボワール大使館へ、５ヶ国ビザ申請
３）旅計画

今日は月曜日になりました。先週金曜日に申請したリベリアビザが、いよいよ出来上がる日です。シエラレオネ大使館は「１１時の出来上がり」と言われ、受け取れたのも１１時だったのですが、リベリア大使館では、ずっと早くに作っていてくれた様子でした。

「こんにちは、ムシュー」と、明るくリベリア大使館に飛び込んでいったあづさ。前回、心理バトルのようなやりとりの末にビザを申請することができたのですが、そのときと同じおじさんが、例の「・・・」のあとにニコっとして、私に２冊のパスポートを渡してくれました。

ところで、先日の、心理バトルのようなビザ申請のときは、もちろん相手が英語を話す（フランス語ではない）からこそ、精一杯言葉で戦えたわけです。でも今日は、おじさんもビザを作成してくれ（パスポートの１ページ全面にスタンプを押し、日付を書いて国のスタンプを押すだけです）、私も受け取りに行くだけで、お金は既に支払ったあとだったので、なんともにこやかにコトが進みました。

リベリアといえば・・・ごく最近まで内戦国。新大統領の誕生により、国家的には国の再建を図っているけれど、当然国民生活水準の向上はそれに伴っていないところ・・・。渡航するには大変に恐怖を伴う土地であります。あづさも、和人も・・・というより、あづさよりもむしろ和人のほうが、恐怖を真剣に受け止められる分、そしてあづさを守るプレッシャーが大きい分、心の錘（おもり）が遥かに大きいのです。そしてそれは、あづさは大変に良く理解できているつもり・・・。

あづさは大使館のおじさんに言いました

あづさ「怖いといつも感じています。リベリアには、良くない人もいっぱいいるのでしょう？」
大使館「良くない人も良い人もどこにでもいる。だからいつも注意しなさい。今は、良いところだから。」
あづさ「・・・ハイ」

大使館「I wish you have a good good travel」（いい旅を、しておくれ）

・・・おじさん、良い人じゃない。お決まりの文句であるのかもしれないけれど、それでもこれだけの言葉をかけてくれ、なんだか今日はリベリア大使館とのお別れがちょっぴり寂しかったほどでした。

その後和人と共にコートジボワール大使館へ行きました。ここでは、コートジボワール＆ニジェール＆ベナン＆トーゴ＆ブルキナファソのビザを１つでまかなってしまうという、夢のようなビザ、“ビザ・ツーリスティック・アンタント”、いわゆる「５ヶ国ビザ」が発行されているのです。

無事に申請を受理され、私たちは宿に帰りました。そして、次なる旅の“強敵３兄弟”・・・紛争地地帯であるシエラレオネ・リベリア・コートジボワールの旅計画に時間を費やしました。

本日の写真は、コートジボワール大使館近くの教会です。見所が少ないコナクリですが、この教会は、美しいな。