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■ギリシャ最終日
昨日の日記にも書きましたが、私たちは、ギリシャの後、東欧と中欧をめぐる決意をしました。重たいガイドブックも買ったし、計画は一応立てられているし、頑張ろうと思います!
概略ですが、ルートを決める際にもっともキーとなったのが、コソボ紛争で知られるコソボの入国についてでした。セルビア(昔のユーゴスラビアの主要部分)から独立宣言したもののセルビア本体がそれを承認していないので、コソボ→セルビアという北上の旅順を避け、セルビア→コソボという南下の道を取るのが賢明です(今、ギリシャという南欧にいるのに途中南下しか取れないのが、この部分のミソになります)。
で、ともあれ、6月半ば(できれば上旬)にはスイスのジュネーブGenevaに戻るのが、今回の欧州旅行のミッション。またジュネーブの前にイタリアのボローニャBolognaに行き、“アフリカで一瞬出会った一人の日本人女性”にも会いに行きたい。彼女の話は、いずれ、追って。
およそ1ヵ月半ほどで20ヶ国近くをめぐるのは、実に忙しい。だからこそ、密度の濃い充実感でいっぱいの旅になるんだと思う。そう思うと、ゆっくり休める日がないかもしれなくても頑張ることができますよ♪
今日は、そんなハードな旅を楽にしようと、郵便局へ行って日本へ荷物を送りました。中東の旅であづさが着たアバヤ(ムスリム女性の黒装束)、バーレーンのインド人パーティーに招かれて用意したサリー(インド人女性のまとう長い布)、イラクでもらったスカーフ、アフリカの英語ガイドブック、写真を焼いたDVD、各地でもらって活用した観光案内などを送ったら、荷物は4kg軽くなりました。あ、でも昨日1kgのガイドブックを買っているから、軽くなったのは3kgだね。
行き残したアテネAthens市内観光もしました。ローマンアゴラとか古いライブラリーとか。
ギリシャに来て、幾つかの場所で、こういった艶やかな彫刻像を見たときの、「わーギリシャに来たんだなー」って感じられる時間が好き。列柱遺跡や円形劇場ならギリシャ以外でもいろんなところで見られるけれど、こういったディテイルが美しい白い石の刻像は、ギリシャの趣が溢れていて、好きでした。
そしていよいよアルバニア行きバスチケットを購入。
歴史は日々変化して、国は一日も同じ時がなく通り過ぎるものだけど、東西の壁の“東側”の旅は、その“変化”を感じるのが旅のスタイル。
夜10時、私たちを東欧へ導く夜行バスはアテネを経ちました。
本日の旅
行動 :アテネ観光、旅準備、旅計画、アルバニア行き夜行バスに乗る
朝食 :グリークサラダ(きゅうりトマトフェタチーズ)、パン、コーヒー/宿
昼食 :ムサカ(じゃがいもなすズッキーニソテー、ひき肉トマトソテー、ホワイトソースの重ね焼き)/アテネの路上
夕食 :ピタギロス(豚肉シャワルマ(薄切りを重ねて横から焼いて削ぎ落とす)を油で焼き直したピタパンに入れて、ザジキ(にんにくきゅうりヨーグルト)、ケチャップ入りマヨネーズ、玉ねぎレタスきゅうりキャベツフライドポテトを入れてくるり巻き)、ピタカラマキ(上のギロスの肉が豚肉角切り炭火焼きになったもの)/アテネの路上、チーズベーコンパン/宿
宿泊 :アルバニア行き夜行バス
旅情報
1ユーロ=146.5円
*ギリシャのテイクアウト
日本語ではテイクアウトでも英語ではテイクアウェイ。ギリシャの場合、値段表に「Take away price」が記載されていることが多い。テイクアウェイのほうが高額になるのは日本の感覚と逆なので注意が必要。テイクアウェイ料金の設定の有無などを確認して、無駄なく食事をしよう。