2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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キルギス>2011年07月08日(Fri)
サリタシュ
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■キルギスに何日いられるか
今日は金曜日です。そして、無事に昨夜、キルギスに入国しています。

土日はキルギスと中国の国境が閉まる。だから、悩んでる・・・
1)残り日数が厳しい中でもパキスタンへ行きたいから、急いで今日出国してしまうか。
2)週末をキルギスで過ごしてパキスタンを短く行くか。

スゴーク悩みました。今いる宿、シャワーないですし。何故って、遊牧民の村では、皆さんシャワーを浴びる習慣がないからです。しかし今いるサリタシュという村は、中心部からして草原が広がる、ド田舎。言い方を変えれば、「本来の遊牧民文化たるキルギスらしさを存分に残した素晴らしいところ」です。

でも来月帰国とあれば、帰国前に1週間くらいは、帰国後のことを考える時間も欲しいしな~ぁぁ・・・。ここであまりゆっくりすると後が急ピッチになっちゃうかなぁ~・・・。

そう考えて、「先のことを優先」していこうと決めました。つまりは今日キルギスを出ようと、昼頃になって決意。さて、路上に出てヒッチハイク開始。国境までは公共バスなどは走っていませんからここから中国へ行くには白タク(住民が有料で車に乗せてくれる)か、ヒッチハイクをしなければなりません。しかし、午後は1台も国境を越える車やトラックなどを見つけることはできず、あれだけ悩んで1)と決めたのに、結局2)、つまり、週末をこのキルギスの草原の中で過ごすことになってしまったのです。


宿のおばさんに、「帰ってきました~」と苦笑いで再チェックイン。同様にヒッチハイクに失敗した日本人旅行者の男性1人を連れて、今度は3人でチェックインしたので、おばさんはあたかも「あの2人が友達を連れてきてくれた」とばかりに喜んでくれています。

ヒッチハイク失敗の原因は、やはり開始時刻が遅かったためのようです。キルギスと中国は時差が2時間あるので、こちらで12時にヒッチハイクを開始しても、中国側ではもう2時。サリタシュの町から国境へは2時間くらいかかるとすると、こちらで12時にヒッチハイクができても、国境に着く頃には中国時間で午後4時・・・、何かあってちょっと遅れると国境が閉まるようなそんな時刻には、誰も国境へ向かわないんですね。


宿のおばさんはキルギス人。
宿の庭には、牛と羊がいて、考えてみれば、今までそんな「遊牧民生活そのまんま」の宿になど泊まったことがなく、明日と明後日の、「週末キルギス暮らし」が楽しみに思えてきました。

キルギス
本日の旅
行動 :サリタシュ観光
朝食 :баремы(ワレーミャ、ビシニャというフルーツのシロップ漬け)、каймак(カイマック、牛の乳の上層脂肪分)、курта(クルタ、脱水ヨーグルト)、нан(ナン)、кок чай(コクチャイ、緑茶)、目玉焼き/宿
昼食 :манты(マントゥ、じゃがいもたまねぎ入り大きな蒸しシュウマイ)、кымыз(クムズ、馬乳酒)、пияз(ピヤズ)、борш(ボルシュ、羊肉キャベツトマト玉ねぎにんじんのスープ)/サリタシュの食堂
夕食 :шакрап(シャカラップ、きゅうりとトマトのサラダ)、вешбармак(ベシュパルマク、ゆで鶏と手打ち麺を和えたもの)、нан(ナン)、кок чай(コクチャイ、緑茶)、баремы(ワレーミャ、ビシニャというフルーツのシロップ漬け)/宿
宿泊 :サリタシュゲストハウス"Sary-Tash" Guest House
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旅情報
1ソム=2.15円

*サリタシュの宿
サリタシュは小さな村で、宿も数軒しかない。中国方面、タジキスタン方面、オシュ(サリタシュ最寄りの都市)方面への道が合流するあたりにガソリンスタンドがあるので、そのあたりで人に「ゴスティニッツァ(宿)」とたずねれば、宿探しは容易である。