2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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グアテマラ>2009年08月30日(Sun)
★チチカステナンゴ→サンタクルスデルキチェ→ホヤバフ
:: 旅843日め : 世界旅136ヶ国め : 和人222ヶ国め : あづさ152ヶ国め ::

■民族村めぐり本番!・1
あづさがグアテマラの旅で楽しみにしていたことが3つあります。(1)ティカル遺跡、(2)スペイン語学校、そして(3)民族村めぐりです!

美しい伝統織物の数々 -しかもそれらは村ごとに違う- そして美しい人々を求めてめぐる数日間の旅は、大きな感動を呼び起こしてくれた。それを絵で感じてほしいから、ここから数日の日記は、少々の写真日記形式で紹介してみようと思います。

この旅日記初の試みはどこに目線を向けても美しいグアテマラ秘境地域ならでは!
滅多にできることじゃないよ(*^.^*)

チチカステナンゴ
ゆーっくりと眺めてみてください。チチで目を引く、この大きな花柄のウイピル(上衣)に。工業製品ではなく、今でも手織りで作られた見事な刺繍なのです。グアテマラのインディヘナは掘りの深い美人顔の女性が多いですね。嬉しいな、ヘヘ。


チチカステナンゴ
ジグザグした、こちらも大振りの柄のウイピルです。上の花柄は比較的新しい時代に発生したそうですが、この幾何学模様はチチに古くからある模様だそう。コルテ(巻きスカート)を留めるハファ(ベルトひものようなもの)の柄も素敵ですね。


チチカステナンゴ
ここがマヤの書「ポポル・ヴフ」が収められていたサントトマス教会です。献花を売る女性たちの姿も素晴らしいです。入口付近におじさんと煙が見えるでしょ、おじさんは香を炊いて祈りを捧げています。


チチカステナンゴ
コルテ(巻きスカート)に注目! お尻の高さほどのところに織物柄の布が横にわたしてありますよね。これがチチカステナンゴの衣装の特徴です。


チチカステナンゴ
日曜市で鶏を立ったまま売る女性たちを後ろから撮影しました。先ほど書いたチチカステナンゴの特徴のスカートの横線もきれいなんだけど、赤ちゃんをくるむ織物がこれまた素晴らしくて!



午前中をチチカステナンゴの観光に充てたら、もっともっと他の町を見たくなりました(*^-^*) ここからチキンバス(ローカルバス)に乗ってサンタクルスデルキチェSanta Cruz del Quiche(通称キチェ)に行き、そこからホヤバフHoyabajへ。ここへは事前情報から、黒い衣装が美しいということだけを知っていて、やってきました。ホヤバフもキチェ族の町です。

ホヤバフ
キチェから乗ったバスで見たおばちゃんの髪・・・見とれてしまいました。おばさんはロングヘアーなのですが、髪を束ねて布の中にしまい、長く垂れた布を頭部一周させているのです。このような頭飾りは「シンタ(スィンタ)」と呼ばれます。黄金の糸で編まれた模様が素晴らしい。


ホヤバフ
ホヤバフでは、男性は皆このような帽子をかぶっています。今日はお祭りがあるので大勢の人だかり! ラッキー! 私たちも多くの伝統衣装を見ることができるのです!


ホヤバフ
グアテマラで、黒を基調とした民族衣装は珍しい。そしてホヤバフの衣装は襟周りに虹色の刺繍が施されている点が特徴です。右の女性のシンタはピンク地で、黒衣装にとっても映えていますね! さらにホヤバフの民族衣装の特徴は、男女を問わず、右の女性が持っている白黒の肩掛けかばんをもつことにあります。


ホヤバフ
お祭りは夜になっても続きます。真剣に見つめている女性に、真剣に見とれてしまいました。だって可愛いんだもの(*^.^*) この女性のように、あづき色地のウイピルに、襟周りの虹色刺繍を施す人もいます。


ホヤバフ
食堂のおばちゃん、美人だわ~(*^o^*) 美味しかった煮込み料理のことを聞きに行ったら自慢のギサード(牛肉のトマト煮込み)を見せてくれました。襟周りと袖口の、虹色の刺繍が綺麗ですね!



今日1日で見た2つの町。ちょっと場所を変えるだけでこんなにも伝統装束が変わるんです。

本当は、ホヤバフからグアテマラシティーGuatemala Cityへのアクセスは簡単なので、もしここでグアテマラの旅を終える決意ができれば、そのまま一気にエルサルバドルへ行くことも可能ですが・・・。

まだまだグアテマラの旅はやめられない!
もっともっと色々な村で伝統文化を目にしたい!

感動が長続きして、なのに感動が冷めない。グアテマラの旅ってすごい。

明日はもっともっと奥地へ行ってみよう!
本日の旅
行動 :チチカステナンゴ観光、チチカステナンゴからホヤバフへ移動、ホヤバフ観光
朝食 :Tamal(米の塩粥をまとめて鶏肉と辛いトマトソースを乗せて葉でくるんで蒸す)、Cafe(カフェ、コーヒー)、トルティージャ(とうもろこし粉の薄焼き)/チチカステナンゴの食堂
昼食 :Pollo Asado(ポジョアサード、鶏を焼いたもの)、Arroz(アロース、ごはん)、レフレスコ(穀物粉のジュース)、トルティージャ(とうもろこし粉の薄焼き)/サンタクルスデルキチェの食堂
夕食 :Guisado(ギサード、牛肉のトマト煮込み)、オルチャタ(米粉のジュース)、Arroz(アロース、ごはん)、トルティージャ(とうもろこし粉の薄焼き)/ホヤバフの屋台
宿泊 :オスペダヘショイータHOSPEDAJE XOYITA
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旅情報
1ケツァール=11.9円

*チチカステナンゴからホヤバフへの移動
チチカステナンゴのバス乗り場(ガソリンスタンドになっているあたり)からチキンバス(ローカルバス)でサンタクルスデルキチェ(通称キチェ)まで30分、5ケツァール。ターミナルまで少し歩き、ホヤバフ行きに乗り換える(1時間半、15ケツァール)。