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■かつての首都、聖地ムツヘタ
グルジアの首都はトビリシTbilisiです。ムツヘタMtskhetaはそこから北に15kmほど離れたところにある、この国のかつての首都です。
地下鉄に乗ってディドゥベDidube駅からマルシュ(旧ソ連圏ではミニバスをこう呼びます)に乗り、およそ30分でムツヘタに着きました。ここは、その歴史から、街全体が世界遺産に登録されているというところですが・・・、
「なんか、新しいものばっかり」
というのがしばし歩いての印象でした。住宅とかみんなきれいで、新築も多いんだもん。トビリシの旧市街のほうが、古き良き異国情緒があって、好きかなあ。
でもそれは、目で見ただけの印象のこと。長い歴史の中でアルメニアと並んでキリスト教文化を守り続けたグルジアでは、数多くの教会群が現存するムツヘタは、国民の聖地なのです。私たちも街の見どころとされる教会や修道院を見て回りました。最後に見たスベティツホベリSveti Tskhoveli大聖堂は、「スベティツホベリ」、日本語で「生命の柱」という名前が示すほど偉大なところです。グルジア国王の即位式にも使われてきた重要建造物で、内部には何百年も前からある壁絵が残されており、この街の観光の一番の印象となりました。
聖地ムツヘタで、キリスト教を守りつづけるグルジアという、国の大事な一面を見ることができたのではないかと思います。
本日の旅
行動 :ムツヘタ観光
朝食 :クルミブレッド、カフェオレ/トビアス兄さんち
昼食 :ヒンカリ(直径5cmの大きな小龍包のような水餃子のようなもの)/トビリシの食堂
夕食 :グルジアチーズにんにくソテー、パン、鶏ガラのごはん入りスープ、グヴィノ(ワイン、今日のはグルジア産ワイン)/トビアス兄さんち
宿泊 :トビアス兄さんち
旅情報
1ラリ=60.6円
*グルジアワイン
グルジアはワイン発祥の地(イランからグルジアにかけて、というのがより正しいようです)。町では英語がなかなか通じないので、ワインを探し求める場合はグルジア語で「グヴィノ」と尋ねるといいと思います。ちなみに、味よし!です。