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■秘境ルートの前のナイロビ滞在・6
<今日やったこと>
ナイロビNairobi滞在が、先日の日記にも書いたように、やや長引く予感がしています。
今日は日曜日。町の店も閉まるところが多いので、ともかくやることを進めるだけです。写真はダウンタウンのマタトゥ(ミニバス)乗り場です。行き先が書いてあるので、他国よりは便利ではないでしょうか。
さて、悩むべきは次のルートです。ナイロビから次、北に素直にエチオピアへ向かうのか(空路以外の旅行者は全員このモヤレMoyale経由の道を通ります)、北西に行きトゥルカナTurkana−オモラテOmorateルートからエチオピア入りするのか、めいめいがそれぞれにいろいろなことを考えています。
あづさの気持ちは、トゥルカナ湖西岸を北上してエチオピア南西部民族地域に入りたい。夢の旅を叶えたいと思っていますが、そのためには、水を得る場所もなく30~40kmもの道を歩かなければならないようです。マリのドゴントレッキングでは3日で50kmを歩いたけれど、荷物は軽いし途中の村には必ず井戸も食糧もあった。でも今回進みたいと思っている道は、ネットで調べると「No-man-land」、つまり、人のいない大地・・・。あづさのかつてのエチオピアの旅で、ツアーカーでそのかなり近くまで行っているとき、「まさしく砂漠」という灼熱の砂の中を通りました。そのイメージが頭から離れないのです。そして、たとえ1人5Lの水を持って歩いたとしても、アフリカの灼熱の砂漠を、すべての荷物を持って、どこまで歩けるのだろうか・・・。考えれば考えるほど、答えは「不可能」なのです。なお英語ガイドブック「Lonely Planet」では、不可能である理由として、ケニア側国境で出国スタンプをもらえないため不法出国&エチオピア入国不可能となる点を指摘しています。
でも、怖いのはスタンプのことではない。砂漠の中で歩けなくなり、水がなくなったときのこと。
頭の中を、何度も何度も、上温湯氏(かみおんゆ。書籍「サハラに死す」の実在主人公。サハラ砂漠横断中に所有するラクダが逃げ、砂漠で渇死したと推定されている)の、死ぬ間際の、体が乾ききる苦しみを想像してしまうのです。
サハラに賭けた青春―上温湯隆の手記
上温湯 隆(著)
発行元:時事通信社 / 発行日:1975
サハラに死す―上温湯隆の一生
長尾 三郎(編集)
発行元:講談社 / 発行日:1987-07
アマゾンレビューでも評価の高い書です。
ところで国境で車が通るのを待つのは一見良い案かもしれませんが、実はエチオピア側は、国境-オモラテの間を大河オモ河が流れるため、車の通行自体がありません。ここでは希望の持てない案でしょう。
・・・てなかんじで、最近の私たちは悶々としています。
夜、宿の部屋でも、新PCの設定に四苦八苦したり、サイト作成やインド洋45日間の旅の整理など。時間が足りません。
週明けにはすべての旅整理が終わって、パンフレット類を日本に送れるよう頑張ろうと思います。毎日が寝不足です。
本日の旅
行動 :旅準備、旅計画
朝食 :マトゥンボ(もつ煮)、にんじんすりおろし入りごはん、キャベツソテー、スクマ(青菜)ソテー/ナイロビの食堂
昼食 :なし(朝が遅かった)
夕食 :ビーフカレー、にんじんライス、キャベツにんじんスクマソテー/ナイロビのレストラン
宿泊 :サハランロッジThe Saharan Lodge
旅情報
1USドル=111円
1ケニアシリング=1.3円
*スーパーで瓶の飲料を買う
基本的にケニアの飲料は瓶回収システム。ナイロビで旅行者がよくお世話になるスーパーマーケットの例だと、
1)空き瓶を持ってレジに並ぶと、それと同サイズの飲料が買える。支払いは内容物(ジュース、ビール)の分のみ。
2)飲料を買うとき、内容物と瓶の両方のお金を支払う。飲み終わった瓶をショップに持っていくと、瓶代がお買い物券として返却される。