2人の世界旅 日々の記録

■秘境ルートの前のナイロビ滞在・最終日
昨日あづさは、和人に、「やっぱり、オモラテOmorateルート、進みたい」と、ゆっくり重い口調で伝えました。

ケニアをトゥルカナ湖西岸沿いに北上してエチオピアオモラテエリアへ踏み込む道は、今まで何度かこの日記に綴ってきたように、成功率が極めて低い、困難なルートではあります。

もし、みんなが通るモヤレMoyale経由の旅を選んでしまったら、そこからわざわざエチオピア最南西部（オモラテがある地域）までは、訪れないかもしれないのです。

でも、マザーアフリカたる大地、人類が発祥したその土地で、文明と離れた様々な種族と出会いたい。

あづさがここ数日探してきたネットでの情報をもとに、和人も更にそのルートについて調べようと、ネットカフェに行ってくれました。目的の１つは秘境ルートについて調べることで、もう１つは日々悪戦苦闘しているリナックスの仕様について、より新ＰＣを使いやすくしようと、調べてくれるのです。

あと、寿命を迎えた旧ＰＣは、無事にハードディスク除去手術に成功し、無事に売却することができました。

あづさは仕事の打ち合わせのメールやりとりが、一件落着を迎えました。あとは数日以内に、できるだけ早く、執筆原稿を返却できるように頑張るだけです。・・・秘境ルートなんて行ってしまうとネットなんてないでしょうし、電源が取れる宿にも泊まれないでしょうから、やれるときにやっておきたいです。

夜になり、和人の結論を聞くときがやってきました。

「北ウガンダから南スーダンへ入り、ケニア北西端へ抜け、トゥルカナを北上する」
「ナイロビからトゥルカナへは直行しない」

その背景には百万の理由と思うことがあるのでしょう。
その理由も聞きましたが、ここでは割愛しておきます（長くなるので）。

でも、和人も、いろいろと調べ考えた上で、トゥルカナルートを選んでくれたことは、本当に嬉しかった。

さて、連日隙間時間にＰＣ作業を進めたから、明日には日本に荷物を送れます。
ビザも取ったしＵＳ＄現金も作ったし治療にも徹したし、やることはやれるだけやった、そんなナイロビの８日間だった。

何よりも、厳しいルートへの決断ができたから気持ちはとっても前向きだし、
一番嬉しいことは、和人の背中の怪我もかなり治ったから、とっても幸せです。

明日は、ウガンダへ向けて移動を開始しようと思います。

味が良くてメニューも多く、ほとんど毎日通った「アクラロードカフェ」、美味しいケニア料理をいつもありがとうございました！