:: 旅573日め : 世界旅84ヶ国め : 和人217ヶ国め : あづさ105ヶ国め ::
■夢ルートの始まり
普通、ナイロビNairobiにいる旅行者が北の隣国エチオピアの首都アディスアベバAddis Abebaに行く場合、(1)飛行機で飛ぶ、(2)モヤレ国境を通る、のどちらかに必ず属するものです。
私たちは、お金のかかる(1)は考慮せず、(2)かもう1つのルートかと、ずっと悩んできました。そして、南スーダンを経たのちに、もう一度ケニアに戻り、トゥルカナ湖西岸を北上してエチオピアに南西部から入国することに決めました。そのルートは砂漠を水も得られずに歩くなど、困難極まるものです。慎重に情報を集めながら進み、もしダメそうだと分かったらその時点で方向転換し、最後の手段として(2)のモヤレルートを取ることにします。
今夜ナイロビを出る夜行バスのチケットを買いました。昼間のうちに郵便局へ行き、日本へ荷物を送ることで、私たちの荷物は2.5kg軽くなりました。歩く旅では荷物は少しでも軽くないと困ります。
送った荷物は、デジカメ写真を焼いたDVD、セイシェルのおばさんがお土産にもたせてくれた自作アートの入ったガラスボトル、スワジランドで少女がくれた木の実のアクセサリー、古いパスポート、ミシュラン地図南部アフリカ編、タンザニアで作った服、各種観光パンフレット類、寿命PCのハードディスク、マダガスカルで使った手編みマフラー、メモ、手紙、です。
夜行が出るのは遅いので、チェックアウト後は宿の歓談スペースで過ごすことにしました。歓談たって人はいないし、テーブルも電源もあれば、過ごしやすい。で、途中あづさはウガンダハウスに行き、トランジットビザを取りに行きました。現在ウガンダ国境で取るビザは1人50US$と高いので、是非とも安いビザを取りたいものです。ですが、トランジットビザは3年前に廃止されたとのことで現在存在せず(最新の英語ガイドブックには取れると書いてあるのに・・・)、結局無駄足に終わってしまいました。
夜9時半、長く滞在したナイロビを、バスは出発しました。
ナイロビにどんなに長くいたって、治安の悪い夜のダウンタウンの写真など撮れませんよね。カメラ出したら即殴られ倒され持っていかれそうだもの。
写真は、バスの窓から撮った、そんな夜のダウンタウンの写真です。
本日の旅
行動 :旅準備、旅計画、ナイロビ出発
朝食 :なし(朝から忙しかった)
昼食 :マトゥンボ(ケニアのもつ煮)、キャベツにんじんソテー、ワリ(ごはん)、ウガリ(とうもろこし粉を炊いたもの)/ナイロビの食堂
夕食 :ニャマチョマ(塊の焼いた肉を切り分けてもらう)、ウガリ、ピラウ(いわゆるピラフ)、スクマ(固い青菜みじんのソテー)、トマト/ナイロビの食堂
宿泊 :アカンバ社バスの中
旅情報
1USドル=111円
1ケニアシリング=1.3円
*ナイロビで取るウガンダビザ
ナイロビのメイン郵便局の近くにウガンダハウスがある(場所は各ガイドブック参照)。現在発給しているビザはシングルビザ(1回入国用)のみで、ダブル(2回入国用)やトランジット(短い日数)も発給していない。シングルビザは90日有効、50US$。朝9~12時受付、当日午後4時受領。写真1枚必要、パスポートコピー不要、代理申請可。ただし、ウガンダへ入国する最に国境でもビザが取れる。同価格で写真不要なら、国境で取るほうが写真の節約になる。