:: 旅560日め : 世界旅84ヶ国め : 和人217ヶ国め : あづさ105ヶ国め ::
■船のキャンセル騒動
コモロのアンジュアン島からマイヨットへ運行する船は、2社が運行しています。1社は昨日の出発、もう1社は今日の出発予定なのですが、昨日私たちが乗る予定だった船は運航キャンセル、そして、事もあろうに、今朝再びオフィスに行って確認すると、なんと来週水曜日の出発になってしまったのです。
私たちにとっては大きなアクシデント! だって、今週土曜日のマイヨット発ケニア戻りのエアチケットを持っているので、絶対に明日中にはマイヨットに着いていなければならないのですから。
更に、昨日「うちの船がでなくなったらもう1社のに乗れるようチケット切り替えてあげるから」と船会社社長が言ってくれたにもかかわらず、頼みの綱の、その「もう1社の船」も、トラブルで今週日曜日まで運行見合わせ。
まずいです。こんな不便な国の不便な離島で、日付が確定されてしまう旅をすることは本当に怖いことだと改めて思いました。現実的には飛行機がないとインド洋諸国をめぐることができないので、仕方ないことでもあるのですが。
さて、キャンセル騒動は続きます。和人が船会社のチケットリファンド(払い戻し)の交渉をする間、あづさはコモレアビエーション(航空会社)オフィスに行き、今日か、最悪明日のマイヨット行きのチケット購入をトライしました。
しかし悪いことは続くもので、「今日のフライトはもう出てしまった」「明日のフライトは残り1席」という、職員の回答です。そうなると、1人しか明日マイヨットに戻って明後日ケニアに戻れません。私たちにとっては大痛手です。
私たちは相談しました。案は以下の通り。
1)1人分のチケットを買うと同時にもう1人分をウェイティングリスト(キャンセル待ちリスト)にかけてもらい、当日は空港でキャン席(キャンセルにより空いた座席)を狙う。もしキャン席が取れなかったら、1人は船でタンザニアへ戻り、バスでケニアに戻る。
2)1人分はチケットを買い、もう1人は早速今夜発のタンザニア行き船に乗る
・・・いずれにしても面倒くさいってことには変わりありません。
最終的には、航空会社職員が首都モロニMoroniにあるメインオフィスと調整し、明日のチケットを2人分買えることになりました。でも、この世界旅初の、「2人別ルート」が目の前に迫った、あの深刻さは、忘れられません。
さて、朝からとんだ騒動でした。忙しかった。
その後は特にやることもないので、町歩きをして、路上でごはんを食べたりしながら何ごともなく過ごしました。
いつ歩いてもこの町は暗い雰囲気ばかり感じます。近年まで内戦を繰り返し、町は今も整備されていないので、どこもかしこも古く壊れかけ、まるで町中島中がオールドタウンのよう。率直に、貧しい国だと感じざるを得ないコモロの国ですが、それはこの国を表す大事な感想の1つとして、自分の中に置いておこうと思います。
写真は今日の晩ごはん。
本日の旅
行動 :船キャンセル騒動、ムツァムドゥ観光
朝食 :なし(船会社と航空会社で忙しくしていた)
昼食 :フリュアペン(パンの実揚げ)、ジョビ(バナナ揚げ)、フィ(魚揚げ)/ムツァムドゥの路上ごはん屋
夕食 :ムボゴ(マニオク揚げ)、フィ(カツオ煮)/ムツァムドゥの路上ごはん屋
宿泊 :オテルラパイヨットHotel La Pailotte
旅情報
1ユーロ=167円
1フラン=0.34円
*アンジュアン島からマイヨットへのフライト
アンジュアン島のムツァムドゥにあるコモレアビエーションオフィスにて購入。1日1便。1人98ユーロ。同等のコモロフランでも支払えるが、カード払いは不可。