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■アンゴラビザ取得に向けて
・・・滅茶苦茶憂鬱な朝を迎えました。
今日は月曜日だから、アンゴラ大使館に行って、アンゴラビザ取得に向けて戦う日です。こういう日はこれという写真がない日なので、大使館近くの教会なぞ。
さて、今までの履歴を簡単に紹介すると・・・
1)ブラザビルBrazzaville(コンゴ共和)では日本語の話せるコンゴ人に同行してもらったものの、それでも取得不可。理由は、ビザシール(パスポートに貼る所定の用紙)がなく、取り寄せに時間がかかるとのこと。「リーブルビルに行って取ってください」と言われる。
2)リーブルビルLibreville(ガボン)で1度目トライ、そして取得不可。理由はビザシールが切れて追加入荷の見込みがないというもの。
3)リーブルビルで日本大使館に相談し、何故ビザが出せないのかを問い合わせてもらう。理由は、ビザシールがないというのは嘘で、本国から許可が出ていないというものだった。
4)リーブルビルで、再度アンゴラ大使館に行き、申請を試みるが、ビザは出せないとの一点張りで取得不可。「サントメプリンシペに行って取ってください」と言われる。
・・・そして、今、サントメプリンシペにいるのです。
一昨日サントメSao Tomeで再会したデンちゃん(ガボンで知り合ったデンマーク人旅行者)は、ポルトガル語も流暢に話せます。そして彼は、ポルトガル語に不得手な私たちの補助にと、今日、アンゴラ大使館へ一緒に行ってくれています。だから、大使館側の言うことは、彼を通じて私たちは十分に理解できるのです。
アンゴラ大使館では、ツーリストビザ(観光ビザ)は発給していないと言われました。そして、トランジットビザ(5日のみ有効の通過ビザ)はというと・・・、
「航空券がないとビザは発給できない」。
なかなか、一筋縄ではいきませんね・・・。次に、アンゴラの首都ルアンダLuandaまでのチケットを買うために、アンゴラ系航空会社TAAG(ターグ)へ行きました。そうしたら・・・、
「ビザがないと航空券は販売できない」。
・・・絶句。
ツーカーの仲の大使館とTAAGな筈なのに、こんなことって、信じられない(涙)
私たちはデンちゃんともう一度大使館へ行き、どうにかしてくれと訴えました。でも大使館の姿勢は変わらずのまま。そしてもう一度TAAGに行き、大使館に電話を入れてもらいましたが、コトは変わらずのまま。
・・・もう、ほんと、気力を失いました。
一応、最後のTAAGからの問い合わせで、大使館からは2日待つよう言われたので、もう今日はこれ以上のことはできません。なんだかビザが取れる見込みもなくなってきたようで、このまま徒労に終わるように思えてしまい、何をしても面白くないのです。
■お宿のお引越し
サントメに着いてから、私たちは、街中にある安宿に泊まっていました。でもサントメは宿代の相場がとても高くて、最安の宿を値切っても、1泊20ユーロもするのです。
デンちゃんが私たちのためにと、民家の一室を安く貸してくれるところを見つけてくれました。これなら宿代が1/5になるんです。嬉しいな。アンゴラビザのことでとても疲労していた私たちですが、頑張ってお宿のお引越しをしなくちゃね。泊めてくださるのはウイソンさん宅です。早速にエロンディーナママが作ってくれたフレッシュのオレンジジュースやハーブティーが美味しかった!
航空券も買えないのでは、サントメで長期足止めを喰らうことは確実です。だからこそ、アフリカの小さな島国での、長い暮らし体験が始まります。
街中の宿にいたのでは味わえない南国の生活を、いっぱい楽しめたらいいなと思います。
本日の旅
行動 :アンゴラビザ申請→申請不可、航空券問い合わせ→販売不可、宿移動
朝食 :クッキー、レモンティー/宿
昼食 :リザケント(カレー粉スパイスがほのかに利いたカボチャスープ、ごはんとうもろこしイモの葉みじん切り玉ねぎ入り、とろみが強い)/メルカド
夕食 :ショーコ(大きなイカのトマト玉ねぎインゲン油煮込み)、アロース(豆入りトマト炊き込みご飯)、ビール/サントメの食堂
宿泊 :ウイソンさんち
旅情報
1サントメプリンシペドブラ=0.007円
1ユーロ=168円
*サントメからアンゴラへの移動
空路はアンゴラ系航空会社TAAGのみフライトがある。週2便、月金。行き先は首都ルアンダのみだった。しかしサントメ→ルアンダの片道チケットはアンゴラ居住者のみにしか販売できないと言われ、アンゴラから出る国際線チケットを併せて買わなければならないため、非常に高額になる。
また、深くは聞き込んでいないものの、港でも船の有無を調査した。しかしルアンダへ向かう船は見つからなかった。