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■今日もサントメ料理を教わる
さて、あづさの旅雑記帳を見ると・・・、今日は、食べたものの名前と、泊めていただいているおうちのママに教わった調理法メモしか書いてありません(笑) おでかけしていないからね。
サントメプリンシペではおそらく筆頭のありふれた食材に、「バドール(干しトビウオ)」というものがあり、泊まっているウイソンさんのママも、よくバドールを使って料理をしています。だから今日は、このバドールを使ったサントメの典型料理の作り方を教わりました。
<サントメプリンシペ式トビウオのトマト煮>
■材料(2~4人分)
バドール(塩漬け干しトビウオ)1尾
ピンピネーラ(大根風野菜)200gくらい
フェジョンベルデ(インゲン)8本
トマト1個
シボーニャ(玉ねぎ)小1/2個
アイリュ(にんにく)2かけ
マラゲッタ(唐辛子風)縦割り1/2本
エテンバ(ウイキョウと少々の粒白胡椒)大1/2
マサトマチ(濃厚トマトピューレ)大1/2
油(大豆油)、塩
■作り方
1)バドールはエラやヒレ、頭を取り、8cm程度の長さに切り、数分ゆでてゆで汁をこぼし、冷水に変えてさらす。
2)ピンピネーラは皮をむいて8cm長さ程度の太め千切り、フェジョンベルデはスジを取ってスジとスジの間にナイフを入れて半割りにし、8cm長さ程度に切り、玉ねぎは繊維に沿ってピンピネーラの太さ程度の千切り、トマトは適当に角切りにする。いずれもまな板は使わず、フライパンの上で切る。
3)油大3とマサトマチを入れ、中火でソテー。
4)エテンバとアイリュ、マラゲッタをすりつぶす。日本なら薬局にあるようなすり鉢が良いが、ゴマ用のすり鉢でも時間をかければ代用できる。ある程度すりぶつせたら水大1/2を足してペースト状になるまですり、3に入れる。
5)塩2つまみ、水2/3Cを入れて煮る。
6)野菜が柔らかくなりはじめたら、塩抜きしたバドールを入れて煮る。
7)火は必ず中火。弱火でコトコト♪なんていう日本の美徳はここではダメらしいです(笑)。トマトの形がなくなり、ピンピネーラもとろけるようになり、フェジョンベルデもくたくたになるのが良い。途中水がなくなったら足し、油が浮いていないようなら足す。
お勉強になったことは、まな板を使わなくてよいこと、にんにくはたった2かけでもとことんペーストにすれば美味しさが引き出せること、トマトペーストは少量でも油がその風味を広げてくれること、その他いろいろ。
ちなみに、イカでもタコでも貝でも、トマト煮の作り方は基本的に同じです。イカタコ貝の場合は下ごしらえの段階でさっとゆでてレモン汁をまぶすので、その美味しさが加わります(*^-^*)
本日の旅
行動 :民家泊体験
朝食 :パン、コーヒー、オレンジ/ウイソンさんち
昼食 :バドール(干しトビウオ)と野菜入り雑炊、オレンジティー/ウイソンさんち
夕食 :バドールのサントメ典型野菜トマト油煮込み、ごはん、コーヒー/ウイソンさんち
宿泊 :ウイソンさんち
旅情報
1サントメプリンシペドブラ=0.007円
*サントメの水事情
水道は不定期に供給され、不定期にストップする。飲料水や調理に使う水の確保は、水が来たら優先して行おう。