2人の世界旅 日々の記録

■なんとなくおでかけ
アンゴラ大使館には、明日行くことになっています。

今日は、特にこれといったおでかけのお目当てもありません。でも、何もせずに無用に時間を遣うのも、何か罪悪感みたいのがあって、好きではありません。でもだからといって目的もなく出かけるのも、あまりウキウキできないし、楽しくなさそう。

でも、何もしないで部屋にいるのも、やだなー。

・・・今朝は、そんな心境から始まりました。そして、迷ったのですが、歩いてトリンダデTrindade方面へおでかけしようということになりました。



てくてくてく。

舗装道路は、常時傾斜。ゆるい上り坂を絶えず長時間歩くのって、かなりきついでしょう？　まだ風景が素晴らしいとか、人の笑顔が素敵とか、何か心休まるものがあれば我慢もできるのですが、ただでさえ無機質なアスファルトに気分削がれているのに、あまり人影も民家もなく、赤道直下のこの国の太陽は暑いし、アスファルトの反射と高湿度で不快指数激増。きつい。

・・・書き連ねると、ほんとつまんなさそうでしょ（苦笑）

１時間半も歩きっぱなしでトリンダデに着いたのですが、苦労した甲斐があるような癒し風景もありません。ポルトガル植民地らしい建物とかはあるので、もしサントメ訪問初期に来ていたら、それなりにカメラのシャッターを切るのも楽しかったのでしょうけど、今日はもうサントメ滞在も長いし、特に５月１日のアンパーロ村方面の散策は、ポルトガル入植とコーヒープラテーションの歴史を未舗装の森の中から感じ、川沿いや道沿いから人々の暮らしも垣間見られる大変に良い散策だっただけに、今日のほうが明らかに劣ってしまい、楽しくありませんでした。



長旅だとこういう日もありますね。

でもやっぱり、“行きたいところに突っ込む”とか、“不可能を可能にする”くらいの、いきいきとした旅のほうが“あづさ旅らしさ”だなって、思います。

今後の旅で、今日みたいな日を作らないようにと、今日はそういう教訓を得た日でもありました。