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■サンピエール島歩き
サンピエール&ミクロンという国は、サンピエール島(人口6000人)とミクロン島(人口500人)の2つの島より主に構成されています。滞在するのはサンピエール島です。今日は、首都サンピエールSt.Pierreの町を出て、丘を歩く予定でいました。
(※国名島名町名のすべてにサンピエールがついているのでちとややこしいかも、ごめんね)
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あづさの足、大変なことになっています・・・。
カナダのハリファックスHalifaxで夜な夜な作業を進めていた際、足をぶよに喰われてしまいました。8箇所くらいあるかな。そのうち強烈に毒素を送り込まれた3箇所は、足に肉まんが付着したかのように(※ちとオーバー表現)腫れ上がっています。かゆいを通り越して、痛い、歩けない、しかも熱が全身にまわって食欲すら失った朝。
トレッキングは、和人1人で行くことにしました。和人には「絶対歩いちゃだめ」って言われて、あづさはジョンギとオレアンヌの家で過ごすことになりました。
でも歩くのが好きな和人には、1人歩きのときがあるのは良いことだから、全然悔やむことなく、むしろうきうきと家に滞在していられます♪ 「いってらっしゃーい」っていう言葉は2人が始終一緒にいる旅の間では珍しいことで、どちらかというと仕事に出る旦那さんを送り出す主婦のような感覚ですね。
あづさにも、いいこともありました。フランスの文化との触れ合いです。今日は土曜日で、ジョンギもオレアンヌも仕事がありません。更にお昼時にはジョンギの幼馴染みが遊びに来ました。
日本だったら、友達が昼に遊びに来たらどうします? お茶とお菓子を出したりするかな? でも文化がフランスと同じサンピエールでは、友達が来たらまずワインの栓が開くのです。いとも簡単に、いとも気軽に、まるでお茶を飲むかのように。
そして、「食事は軽く、食後は重く」がフランス式。ワンプレートの食事をいただいたら、食後にはチーズやパンが何種類も食卓に並んで、ワインやコニャックが登場する・・・これは、かつてフランスを旅したとき、フランス人のパトリックの家で見たスタイルと同じ光景でもあります。
そうそう、「醤油を持っているけれども上手く使えない」フランス人にとって、あづさの存在はナイスタイミングなのか、ジョンギに「何か醤油を使って味付けしてよ」とリクエストされました。すでに鶏肉や野菜は切ってあったので、砂糖を使って予めタレを作って鶏の照り焼き風のおかずを作ったらこれがとっても好評で、嬉しかった!(我ながら美味しくできたので^^)
オレアンヌは今夜は友人のバースデイパーティーに出かけるため、午後はせっせとパーティー料理を作っています。あづさはフランス人の作るパーティー料理は勉強になるしと、お手伝いをしました。泊めていただいている御礼もできたなら、嬉しいことですね。
夕方、和人は浮き浮きと帰ってきました。ホエールウォッチングもでき、風景も良く、とにかく楽しかったようです。
フランス人の文化が垣間見られ、でもフランスにはおそらくないだろう高緯度を感じる自然が多く残されていて、最大の都市でさえ人口数千人という素朴な国家。サンピエール&ミクロンは、来てみて初めて分かるものがいっぱいある国です。特に私たちの場合は、サンピエール生まれのジョンギの家に滞在するという機会に恵まれ、この国の理解が、一層深まっているのではないかと思います。
本日の旅
行動 :島トレッキング、家庭滞在
朝食 :バゲット、クロワッサン、ブリオッシュ、食パン、コーヒー、ミルク、オレンジジュース、ジャム/オレアンヌとジョンギの家
昼食 :ごはん、鶏の赤ピーマン緑ピーマン玉ねぎ入り照り焼き、チーズいろいろ、ワイン、コニャック、ビール/オレアンヌとジョンギの家、ビスケット、ラックリス(アイスランドのアンモニア臭グミ)/トレッキングの丘の上
夕食 :ソーセージ入りパイ、チーズ入りパイ、ワイン、ビール、レタスサラダマスタードドレッシング、チーズいろいろ、ラタトゥイユ、目玉焼き/オレアンヌとジョンギの家
宿泊 :オレアンヌとジョンギの家
旅情報
1ユーロ=146.5円
*サンピエールの物価
生活物資はほとんど輸入されている。フランスよりもカナダのほうが地理的には近いが、フランスよりもカナダのほうが物価が高いため、フランスのものもカナダのものもこの国では高くなってしまう。フランス本土出身のオレアンヌは、「とにかく何でも本土の2倍」と言っていました。ただ、フランス産ワイン、フランス産チーズ、フランス産野菜など、美味しいものは手に入ります。