2人の世界旅 日々の記録

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ジンバブエ>2008年09月14日(Sun)
★ブラワヨ→マシンゴ→グレートジンバブエ遺跡
:: 旅493日め : 世界旅76ヶ国め : 和人215ヶ国め : あづさ97ヶ国め ::

■グレートジンバブエ遺跡へ向けて
カミKhami遺跡への訪問を果たしたので、次の目的地、グレートジンバブエ遺跡へ移動します。

街中のガソリンスタンド前が、ヒッチポイントになっているようで、多くの人が荷物を持って車待ちをしていました。

私たちが見つけた車・・・なんか、すごく嫌な印象を持ちました。「車がなくて町の移動が自力でできない貧困層」と、「車を持っていてそういう人から金稼ぎをする裕福層」を、まざまざと見せつけられてしまった、そういう印象を持ったからです。

ちなみに今、ジンバブエのガソリンは(闇両替レートで日本円換算すると)1L500円なのだそうです。1L500円!!! 高すぎる!!! 車所有層がお金を欲しがるのも、当然なのかもしれません。なおガソリンにも闇販売ルートがあって、乗り合いバスも今日の車所有おじさんでも、ガソリンはそこから買っていました。こちらの値段は、私たちには分かりませんが。

さて、午後2時に、マシンゴMasvingoに到着しました。ここからグレートジンバブエ方面へは再びヒッチとなります。町から徒歩30分も離れたところがヒッチポイントになっているそうで、そこで私たちは、延々と車を待ち続けていました。

どうしてヒッチばかりしているの? いまやこの国ではバスシステムも崩壊しているのだと思えます。


今日の食事について。

何しろ食べるものがまともな価格で買えないジンバブエです。そうそう、今日ブラワヨBulawayoのファストフード店に入ったとき、チーズバーガー1個100000ジンドル(どっかーん25000円かよっ!!!!!)の値段表を見たときは、もう、あまりに国民がかわいそうで涙が出た。

朝食は、リュックのポケットに残っていた少しのビスケットだけ。2人で分けるから、お腹はぜんぜんふくれない。今いるヒッチポイントで、あまりにお腹が減って、高いピーナッツを、つい買ってしまいました。他のアフリカの国では5円で買えるひとにぎりのピーナッツが、この国では50円するのです。満腹になるための対費用効果は、明らかに悪いです。それほどに高いのです。

それでも本当にお腹がすいていて、悔しいけれどピーナッツをさらにもうひとにぎり買いました。

グレートジンバブエ遺跡へは、ヒッチハイクでトラックの荷台に乗りました。同じ荷台に乗っている人がミルミル(ジンバブエの主食のもとになるとうもろこし粉)を持っていて、その量も少ないのは分かっているけど、何度も「それを分けていただけませんか」と言いたくなった。でもその量が少ないので、言えなかった・・・。

ジンバブエきっての観光地であるはずなのに、チェックインのとき聞いてみると、宿泊客は私たち2人だけですって。いまどきこんな国に観光に来る外国人なんていない、ということですよね(ただし、ザンビアから日帰り観光ができ、周辺国からの直行便もあるビクトリアフォールズは例外で、この時勢でも観光客は来ています)。

キャンプサイト内を案内してくれた従業員のおばさんは、諸説明のあと、「何か困ったことがあったら言ってね」と言ってくれました。その言葉が優しくて、あづさは、「食べるものがないの・・・」と打ち明けてしまいました。この国に入ってからまだ数日なのに、まともな食事に滅多に出会えず、醜いほど常に空腹。しかも今日は日曜日で、店は全部閉まっているのです。食べるものがなくて、つい体に正直に打ち明けてしまったのです。

おばさんは、あづさの一言を十分にわかってくれたようでした。

おばさんとお別れして、私たちは夕暮れのアクロポリスの観光に出かけました。アクロポリスとは、高さ80mの丘の上にある遺構群で、かつてのショナ王国の王が政治を行い、また祭祀が行われていた場所と考えられています。丘の上で観光しているとき、美しい夕暮れに続き、美しい満月を見ることができました。

アクロポリス

丘から降りて、薪になる木を拾いながらテントまで戻ると、テントの近くのバーベキュースペースには煌々と火が炊かれていました。あの、従業員のおばさんが、私たちの夕食作りの下準備をしてくれていたのです。そして私たちに、1食2人分としては十分な量のミルミルをくれたのです。

・・・嬉しかった・・・。もらったのはとうもろこしの粉だけ。おかずは何もないけれど、早速もらった量の半分のミルミルを炊いてサザを作りました。残り半分は明日の朝に残しておこうと思ったのです。

今朝からほとんど食事が摂れずお腹はペコペコです。夕食はわずかお茶碗1杯分のサザを2人で分けて食べるだけ。鍋にのこったサザがもったいないからお湯を張って“おこげ茶”(韓国のお茶スンニョンのようなもの)を作り、空腹を解消しようとしました。

これで3晩続けて、食べるものを地元の人に分けてもらっています。
本当に決まりが悪い。こんなこと、したくてしているんじゃない。

でも、その当時、いつも空腹でいつも次の食事はいつ摂れるかという心配ばかりしていたのも、本当のことです。
ジンバブエで、私たちは、食べ物がないこととずっと戦っていたのです。

国は滅茶苦茶だけど、人は優しい。


毎晩、分けてもらったサザを食べているとき、国のこと、人のこと、私たちのこと、いろいろなことに悔しくて、つい歯をくいしばってしまう。
本日の旅
行動 :ブラワヨからグレートジンバブエ遺跡へ移動、グレートジンバブエ遺跡観光
朝食 :ビスケット/宿
昼食 :オレンジ、ピーナッツ/ヒッチポイント路上
夕食 :サザ(とうもろこし粉を炊いたもの)、トマトガーリックのつけ汁、スンニョン(おこげ茶)/宿
宿泊 :グレートジンバブエキャンプグラウンドGreat Zimbabwe Campground

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旅情報
1南アフリカランド=14円
1USドル=111円
1ジンバブエドル=0.26円

*グレートジンバブエ遺跡への行き方
マシンゴの町中心から徒歩30分の、「Polytechnic college」の前が遺跡方面ヒッチハイクポイントとなっている。公共バスなどは走っていない。
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