2人の世界旅 日々の記録

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セウタ>2007年10月07日(Sun)
アルヘシラス→セウタ→テトワン
:: 旅150日め : 世界旅36ヶ国め : 和人212ヶ国め : あづさ57ヶ国め ::

■アフリカ大陸のヨーロッパ、セウタ
スペイン最南部の町アルヘシラスAlgecirasからセウタCeutaへのフェリーは頻発しています。地中海の地図を見てみると、長靴のように見えるイタリアからぐっと西に、アフリカとヨーロッパが近接したところ、いわゆるジブラルタル海峡があります。セウタはそのアフリカ側の北の端近く、モロッコに囲まれて位置しています。かつてスペインが、ジブラルタル海峡の南北を制する要塞として機能してきた名残りの場所でもあります。でもスペイン支配となる17世紀よりも前は、ポルトガル植民地でした。

さて、そんな背景はあとで役立つとして・・・

船を降りてみると、これまでの情報収集で知っていた雰囲気とは異なり、人々の姿も少なく、閑静な都市という感じを受けました。日曜日だからかな? でもいまどきのセウタは洗練されてきたのかな? といろいろと思いを張り巡らせます。

閑静な、でもきれいで整備された街を歩いていると、お祭りに出会いました。明るい陽気な雰囲気、大好きですよ(*^.^*) 少女たちが陽気なサンバ風の音楽に乗って、ノリノリで踊る姿がとってもとっても印象的!

セウタのお祭り

サンバといえばブラジル、ブラジルといえばポルトガル支配という連想がひらめきました。ここセウタもサンバ風の踊りがお祭りで踊られることに、今やスペイン領の国とはいえ、根付いているのは古きポルトガル気質の名残りなのかと、私たちは2人で妙に、セウタの歴史背景と一致していることに納得していました。

お昼ごはんはスペインならやっぱりタパス(小皿料理)を食べたいです。タパス屋でのお料理は、モロッコ風の赤レンガ色の素焼き容器に入っているものもあり、ここセウタとモロッコの文化も密接であることを実感できました。お料理も今までのスペインの食から、ぐっとモロッコらしさがいっぱいです。

荷物を背負ったままですが、街を歩き、観光しました。そして、バスに乗ってモロッコ国境へと移動しました。

■アフリカ本番、モロッコ入国!
モロッコ国境(現地ではフロンテラというと通じます)にバスが到着したのが午後4時前。手続きを済ませ、歩いて国境を渡るのに40分ほどかかりました。世界旅36ヶ国め、モロッコ入国!

国境を越えたところにはたくさんのグランタクシー(乗り合いタクシー)が待っていたので、今日の目的地テトワンTetouanへの移動の足はすんなり確保できました。

■困った・・・ラマダン・・・
ラマダンは日本語で「断食月」とも言われるもので、イスラムの教えに基づいた、日が出ている間は飲食をしない行為を指します。厳密には唾液を飲むことも喫煙もできません。2007年のラマダンは9月13日~10月12日なので、今日10月7日はまさにラマダンクライマックス!という時期です。

「和人の誕生日にアフリカ入り」が見事に実現できたのは良いのですが、見事にラマダンに重なったのも事実。外国人向けのレストランとしてガイドブックに紹介されている店ならばラマダンにかかわらず食事が摂れると期待して足を運びましたが、行ってみたらラマダン中は休業との、寂しい貼り紙がありました。

宿に荷物を置いたあと、世界遺産にも登録されているメディナ(旧市街)を散策しましたが、ラマダン中なので、美味しそうな食糧を売っているお店でも、味見すらできません。喉が乾いていてもカフェはすべて閉まっている状態です。

ちなみに、このメディナは素晴らしく美しく、白い壁とモロッコのアラブ雰囲気いっぱいの様相は、訪問する価値ありです。

宿に戻ってお腹をすかせていると、外でドーンという大砲のような音がしました。日没どき、つまり、「今から食事を摂れますよ」という合図のようです。

テトワンのカフェは一転して街の人々でごった返し始めました。そして夕食どきの伝統スープ「ハレーラ」を全員が飲んでいます。皆が食べるものは、シャバヒーヤ(かりんとうのような甘いお菓子)、デーツ(ナツメの甘い実)、ゆでたまごといった質素なもの。私たちもそのスープを飲みましたが、お腹がすいている上にスープだけでは、やっぱりわびしかった。

「誕生日なのにごめんね、でも明日は美味しいもの食べようね」と言いたくても、ラマダン中ではどんな食生活になるのやら。確信ももてず、どことなく不安なまま、アフリカ初日終了です。
本日の旅
行動 :スペインからセウタへ移動、セウタ観光、セウタからモロッコのテトワンへ移動、ラマダン体験
朝食 :サラミ、パン、トマトジュース、レモン炭酸/宿
昼食 :Corazonez de Pollo(コラソネーズデポジョ、鶏の心臓の赤スパイス煮、味は塩味中心)、Pinchito de Pollo(ピンチトデポジョ、鶏もも肉の黄スパイス煮、味は塩味中心)、Pulpo(プルポ、タコ緑ピーマントマトのオリーブオイルビネガーマリネ)、ビール2種/セウタのタパス屋
夕食 :ハレーラ(モロッコ伝統スープ、3cm長さパスタ、ひよこ豆、少しトマト、かきたま、香菜等が入ったターメリックスープ)/カフェ、豆、チーズ、コーラ、スコッチウィスキー/宿
宿泊 :オテルトレボールHOTEL TREBOL

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旅情報
1ユーロ=162円
1モロッコディルハム=15円

*スペインからセウタへの移動
アルヘシラスよりフェリー数社が多数の便を出している。土曜日のみ格安となる。所要1時間強。
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