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■ミャンマービザ格闘編
朝6時、ガイドブックの「所要13時間」が見事に当たり、予定時刻通りにバンコクBangkokに到着しました。ツーリスト用宿の集まるカオサン地区へ向かう市バスに乗ったら、朝早すぎて車掌がおらず、料金を徴収されませんでした。今日はとにかくミャンマー大使館に行きます。すでに他国でビザが取れなくなっている以上、ミャンマー訪問を狙う旅行者がバンコクに集まっているのは明らかですから、混雑に負けないよう早く大使館に行かなくては。そう思って、宿もあまり多数検討せず、「まぁいっかな」と思えるところでさっさと決めて荷物を置きました。
ミャンマー大使館にはたくさんの人がいましたが、これが通常よりも多数なのかどうかは分かりません。
再度書いておきますと、軍事独裁政権をもつミャンマーでは「独裁」の言葉から分かるように「民主主義的な選挙」を行わないまま長い年月が経過。米国の経済制裁などもありました。今はやや経済状況が復活しているそうですけれど、依然国内状況は逼迫しているそうです。しかし、もうじきやってくる11月7日(あと2週間!)にナンと何と20年ぶりとなる大選挙が実施されるのだそうです。それは「建前選挙」と言わざるを得ないみかけの民政選挙・・・。しまった~、混乱する様が目に見える! バンコク→ヤンゴンYangon(ミャンマーの首都)の航空券を取ったのがおよそ2ヶ月前で、そのときはインドネシアにいて、遠く離れた国の選挙がそれほどの大事件であるなんて、知らなかったんですよね。。。
かつて「ツーリスト」と偽って潜入した日本人ジャーナリストが射殺される事件も実際に起きているミャンマーです。推測ですが、暴動も混乱も起こりうるそんな時期のミャンマーに、ミャンマー政府はジャーナリストを入国させたくないのでしょう。それが、各国でビザ発給を停止している理由ではないかと思っています。
さて、そんなわけで、大使館での話に戻します。ビザ申請用紙には、職業3つ分も書く欄があるよ!? 職業や職務内容記入欄と質問内容がこっまかーい!! それを提示して窓口で面接が始まりました。質問は「何で東京でビザを取らなかったのか」という、他の大使館でも時々聞かれる程度のもので、そんなに怖いものではありませんでした。すでにパスポートには何十ヶ国ものスタンプがあるので、「長期旅行ですし、日本を出たのは3年も前ですし、バンコク-ヤンゴンのエアチケット持ってますのでバンコクに来ました。」と答えたら了解してもらえた模様。お金を払って「金曜日午後3時半」と受領日時を告げられ、意外とあっさりと面接は終わりました。
カンボジア、ラオスと、ずぅっとミャンマービザのことで頭を悩ませてルートも日程も変更に変更を重ねてここまで来たので、その疲労感がどっと出ましたね。夜は、そんな自分に何の渇を入れるのか不明ですが、タイ料理の定番筆頭である「トムヤンクン」(エビ入り酸っぱ辛いスープ)と「クーパッチェーケン」(タイグリーンカレーの汁少な目具多め版)で、何故か自分を癒してみたりして。
よし、これで今までの気苦労を取り去り、元気を注入して、明日はバンコク観光を頑張ろう☆
写真は、かの有名なカオサン通りの夜。外国人だらけです。
本日の旅
行動 :バンコク到着、ミャンマー大使館
朝食 :パッカッパオ(ごはんに砂肝炒めを乗せて生もやし生きゅうり生青菜を添えたもの)/バンコクの路上ごはん屋
昼食 :ハノファーン(かき氷)/バンコクのフードコート
夕食 :クンパッチェーケン(エビのグリーンカレーの汁少なめ具多め版)、トムヤンクン(エビ入り酸っぱ辛いスープ)、カオ(ごはん)/バンコクの食堂
宿泊 :セントラルゲストハウスCENTRAL GUEST HOUSE
旅情報
1バーツ=2.82円
*バンコクで取るミャンマービザ
朝9~12時、13~15時受付。料金810バーツ、パスポートコピー1枚、白背景写真2枚必要。写真は縦4.5~3.5cm、横3.2×2.6cm、その全面積に対し顔が70~80%を占めることという規定がある。職業に関する細かい質問があり、更に口頭試問つき、よって、ミャンマー情勢によっては代理申請は難しいと思われる。水曜朝の申請受理で金曜15時半の受け取りだった。