ต้มยำกุ้ง(トムヤンクン) ...タイ
タイ料理の代名詞トムヤンクン! トムは煮汁、ヤムは酸っぱ辛い味つけ、クンはエビ。レモングラスや唐辛子、ライムの汁にエビの出汁。ココナッツミルクは入るときも入らないときも。汗をかくほどの辛酸が暑いタイの旅にぴったりな美味しいスープです。きっとタイを旅行する多くの人が注文する一品ですね。注文の際はトム・ヤン・クンの全てを上げ調子で言ってみて下さいね!
タイグリーンカレー:แกงเขียวหวาน(ケンキヨワン、左)、กุ้งผัดแช่แกง(クンパッチェーケン、右) ...タイ
タイ料理の代名詞グリーンカレー! ケンは(本来は椀仕立ての汁の意だが)カレーを指し、キヨは緑でワンは甘い。家庭料理教室で学んだ時はプリッケンキヨワン(グリーンカレーペースト)を買って作る(一から自作はしない)とのことです。写真右はエビ(クン)と野菜を炒め(パッ)グリーンカレー(ケン)の濃厚汁に浸した(チェー)もの。汁が旨くて新たなカレーも勉強になりました。
タイレッドカレー:แกงเผ็ด(ゲーンペッ、右)、ข้าวเหนียว(カオニャオ、カーニウ、左) ...タイ
タイのイサン地方(別名タイ美食地方^^)とラオスは同一民族が住むのだから、タイ料理とラオス料理には完全一致があって当然! というわけでもち米「カオニャオ」はラオス同様可愛いカゴに入ってサーブされます。ゲーンペッはいわゆるレッドカレーのこと。ゲーンはカレー、ペッは辛い。辛い中にもマイルドなココナッツミルク風味と椰子砂糖の甘みがあり、ハマる逸品です。
ส้มตำ(ソムタム) ...タイ
イサン地方由来の料理ですが今やタイ全国区、屋台の定番料理ですね。ソムは酸っぱいという意味です。未熟な青いパパイヤをまな板を使わず千切りにし、干しエビ、小ガニの塩漬け、ナムプラー(魚醤)、ライム汁、にんにく、トマト、唐辛子などと共に木臼に入れて上手に叩いて味をなじませた絶品サラダです。
น้ำตกหมู(ナムトックムー) ...タイ
ナムトックは「滝」、血や肉汁が滴り落ちるような肉のこと。ジューシーな肉を焼きミントやバジル、ネギなどの香りの葉と和え、魚醤やライム汁、唐辛子、炒った米の粉(カウクワ)で調味した劇的に美味しい私の大好物料理です。豚肉使用のナムトックムー(写真)や牛肉のナムトックヌアがあります。外国のフードコートで「タイサラダ」と表記されていたら大抵この料理ですね。
ข้าวหน้าiหมู(カオナームー) ...タイ
こういう料理こそ、タイに根付く庶民の料理だと思うんですよね。ごはん(カオ)に豚肉(ムー)料理を乗せた(ナー)もの。「ナー」がつく料理はいわゆるぶっかけです。写真は豚肉と野菜のシンプルな炒め物が乗っていました。アヒル肉を使えばカオナーペッ、鶏肉を使えばカオナーカイです。写真の青菜はおそらくカナーと言いますので、正式にはカオナーカナームーですね。
ขนมจีนน้ำยากะทิ(カノムチーンナムヤーカティ) ...タイ
カノムチーンは「中国の菓子」という意味ですがタイでは素麺のような麺のこと。「ココナッツミルク(カティ)入り薬用(ヤー)汁(ナム)」に入れる、もしくはつけ麺でいただきます。ナムヤーカティにはプラートゥー(ゆでサバ)のすり身やカー(生姜)が入っていて、カピ(エビ発酵ペースト)やプリッケンペ(ちび唐辛子)仕立ての味が最高です! 家庭料理教室でばっちり作り方学びました☆
ก๋วยเตี๋ยวเส้นหมี่(クィッティヤオセンミー、左)、ก๋วยเตี๋ยว่เส้นใหญ่(クィッティヤオセンレック、上) ...タイ
米粉から作る麺を総じてクイッティヤオ(クイッティアオ)と言います。写真は汁仕立てにしたクイッティヤオナームです(ナーム=汁)。クイッティヤオは形状で更に、センミー(春雨風極細麺、写真左)、センヤイ(平べったい麺、写真上)、センレック(うどん風)に分類されます。タイ料理は時にこうして豊富な生野菜が無料でついてくる(インゲンさえ生かじり!)のが嬉しいです。
ผัดไท(パッタイ) ...タイ
パッ=炒めるはOK。でもネットで頻繁に見る「タイ=国名のタイ」には異論あり。国名はタイ族の「ไทย」、パッタイのタイは「自由な」という意味の古語の「ไท」、スペルも意味も違うから。つまりパッタイは自由な炒め麺ってことで良いでしょう。屋台では写真のように好きな麺を客が選んでおばちゃんが肉や野菜などと炒めてくれます。伝統レシピではエビが入ります。
ราดหน้าหมี่กรอบ(ラッナーミーコー、ランナーミーコー) ...タイ
ラッはかける、ナーは上に乗せる、ミーが麺、コーはカリっと揚げ。というわけで、タイで美味しかった「あんかけ揚げ麺」です♪ チキンスープ仕立てのとろみ汁が気泡が閉じ込められるくらいとろとろで、野菜も麺も本当に美味しく食べられます! あんが少なめのお店もありましたが、私はたっぷりあんの方が好き♪ どのお店も白こしょうを仕上げに利かせてくれていましたよ。
สุกี้(スキー) ...タイ
日本のスキヤキからその名を拝借したと言われるタイの鍋料理。でも日本のしゃぶしゃぶまたは寄せ鍋のほうが似ている。鍋の中のつゆは予め魚醤や砂糖などで薄い味がついており、そこに好きな具を入れて、自由に鍋料理を楽しみます。日本では「タイスキ」の名が通っていますが、タイ人はタイスキとは言いません。
เนื้อย่างเกาหลี(ヌアヤンカオリー) ...タイ
ヌアは狭義牛肉、広義肉全体、ヤンは焼く、カオリーは韓国。つまりヌアヤンカオリーは韓国のプルコギに似た鍋料理を指し、ラオスのシンダ(≫
こちら)と全く同じものです。下に炭火、上には中央が高い鍋。高い部分には切れ込みがあり炭火直火焼きができ、鍋のフチ部分はへこんでいて旨いスープでしゃぶしゃぶもできます。具は各種肉類レバー魚介類野菜春雨何でもあり!
พะโล้(パロー、パッロー) ...タイ
タイ北部でよく見かけたこの一目で美味しそうと分かる豚三枚肉の角煮がね、本当に美味しかったの! 決して塩っ気がきつくない醤油に、椰子砂糖を使った優しい甘さ(ハチミツっぽい感じ)。色は濃くても味は濃くなくまろやかです。当然なんですがこの味の染みた卵がこれまた絶品で♪
ไข่ตุ๋น(カイトゥン、カエドゥン) ...タイ
タイのイサン地方でいただいた、タイ版茶碗蒸しに感激! ポークブイヨン風の味つけをした茶碗蒸しの中には春雨ひき肉揚げにんにくが入っていて、上にはカニカマとパクチー(香菜)が乗っています。喉越しの良さなどは日本の茶碗蒸しと同じです。
ต้มยำหูหมู(トムヤムフームー)またはยำหูหมู(ヤムフームー) ...タイ
「トムヤム」は辛酸な味の料理に使われる言葉で(必ずしも汁物だけではない)、フームーは豚の耳という意味です。酸っぱ辛い和え物という意味のヤムだけを使ってヤムフームーとも言います。台湾や沖縄料理でお馴染み「ミミガー」を、唐辛子ナムプラー(魚醤)レモングラスライム汁などに漬け込んだ、さっぱりさが身上のめちゃうまサラダ!
กุ้งเต้น(クンテン) ...タイ
クンがエビ、テンが踊る、つまりクンテンは「生きたエビの踊り食い」です。白魚のような小さなエビに唐辛子ナンプラー(魚醤)レモングラスなどの利いたタレを絡めていただきます。屋台ではなく市場、新鮮なエビを求められるところで売っています。帰宅に時間がかかるとエビが死んでしまいますので、買ったらなるべく早めに食べてくださいね。
©2007-11 Azusa