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■ザンビアまで急げ
この見出し、「ザンビアまで急げ」とは、来週のうちにはザンビアのリビングストンLivingstoneに到着し、ナミビアのウィントフックWindhoekまでの移動を確保し、再来週にはケープタウンCape TownからセントヘレナSt.Helena行きクルーズ船に乗らなければならないという、時間の制約でいっぱいの私たちの課題です。今いるのがブジュンブラBujumburaですから、ケーウタウンまで直線で3600km、実際のルートを想定すると5000kmもの、大・大・大移動が待っているのです。「びびりんぼ」の私たちなもんで、かなりシビアに日程管理しながら移動していますから、最悪の事態はないと思うのですが、不安は残ってしまいます。
ともあれ、今日は確実にタンザニアへ入国しておきたい。
乗り合いバスは朝8時に出発しました。ブルンジ南部はヤシの植樹でいっぱいで、ヤシの実をドラム缶で煮て油を採取する人々の姿を、何度も見かけました。もちろん道端ではヤシ油売りのおばさんもいます。
地図(≫
こちら)の通り、今日の移動は、ブジュンブラから国境へ、タンガニーカ湖畔をずっと走っていきます。眺めもよく、魚を運搬する車もちらほらと見かけ、昨日一昨日と連続していただいたタンガニーカ湖の美味しい魚の料理を思い出してしまいます(*^-^*)
バスチケットを買うとき、「国境まで直行」の点を念を押して確認しましたが、何故か、マバンダMabandaの町でバスはおしまい、そのまま乗り合いタクシーに乗り換えさせられました。タクシー料金は払わずに済んだものの、こんなことだったら、普通にマバンダ行きバスに乗っても国境へ行けたかもしれませんね。
国境へは午前11時ごろに到着し、ブルンジ出国手続きとタンザニア入国手続きをそれぞれ済ませました。タンザニア側国境では、キゴマKigoma行きの乗り合いバスが待っていたものの、私たちのほかに客はいません。このテのバスは、乗客が集まり満席にならないと発車しないので、ガランドウのバス車内を見ると、今日は出発するのだろうかと不安にもなります。
できれば、キゴマに着いたらそのまま列車(もしくは、あればザンビア行き船)に乗りたいと考えているので、こんなところでの足止めは、ほんの数時間でも苛々してしまいそう。
最終的には国境であまり待たずに、スペイン人の車に乗せてもらえ、キゴマまで行けました。でも・・・。
1)列車:今日あるはずの列車はダイヤ遅延で、今日は出ない。
2)船:昨日発のザンビア行き船は、予定通り昨日出てしまった。
3)バス:タンザニア西部の陸路移動は、停滞なく確実に移動できる情報がつかめずじまい。
列車がだめ、船がだめ、バスがだめ・・・
明日の朝に遅れて出るという列車に期待するしか残った方法はないのですが、とってもとっても不安です。
しかもその列車は、ダルエスサラームから苦しんで乗った“過酷列車”ですから、憂鬱な気持ちも、正直あります。
とりあえずここキゴマは先月も来ている町。「勝手知ったる町」とばかりに、前回と同じ宿、同じ部屋にチェックインし、宿の美味しい鶏料理を食べました。
前向きになれる移動方法がなく、憂鬱ですが、それでも日程の課題をクリアするよう、耐えて頑張ろうと思います。
本日の旅
行動 :ブジュンブラからキゴマへ移動、ブルンジ出国、タンザニア再入国
朝食 :野菜ソテーのエンパナーダ、チーズのエンパナーダ、スワンのカスタード&生クリームシュークリーム、カフェオレ/ブジュンブラのブーランジェリエ
昼食 :ウガリ(とうもろこし粉をお湯で練ったもの)、サマキ(白身魚のトマト煮)/キゴマの食堂、チャイ/宿
夕食 :クク(揚げチキン)、チップス(フライドポテト)、トマトオニオンスライスのサラダ、ビール/宿
宿泊 :クイーンズビレッジQueen's Village
旅情報
1ブルンジフラン=0.09円
1タンザニアシリング=0.093円
*ブジュンブラからタンザニアへの移動
ブジュンブラもキゴマもタンガニーカ湖湖畔の町なので、船の移動も理論上可能だが、今回は運行未確認。陸路の場合、国境マニョブ行きチケットを購入するとブジュンブラから最速でタンザニアへ移動できる。ブジュンブラ市内マーケット南縁に位置する「ブラガネエージェンシー」が国境行きバスを週3便(火木日)で出していた。1人8500フラン、所要3時間。しかしこれは直行便ではなくマバンダでシェアタク(乗り合いタクシー)に乗り換えさせられる(この段階での追加料金はない)ため、曜日が合わないときはマバンダ行き行きバスに乗り、自力でシェアタクに乗り換えれば、同様に国境まで移動できると思う。