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■カザフスタン大使館へ
本日の大事なこと。中国の西隣の国、カザフスタンへのビザ(査証)を取ることです。
カザフビザが取れれば、次のルートを下の3つから決定しなければなりません。
1)ウルムチ-アルマトイ国際列車
2)ウルムチ-アルマトイ国際バス
3)ウルムチ-国境の町コルガス-アルマトイ
もしもカザフビザが取れなければ・・・どうしましょう。キルギスタンに入国して、首都ビシュケクでカザフスタンビザ取得をトライすることになるでしょうか。それともはたまた・・・どうなってしまうやらです。
朝8時すぎに宿を出てバスに乗り、バスを降りてからも歩き、辺鄙な場所にあるカザフスタン大使館をやっと見つけました。大使館前は人でごったがえしています。先日北京のカザフスタン大使館で見た人込みとは規模が違うごったがえしぶりに、「ああもうカザフビザは取れないかも」と、不安が心によぎります。
ここウルムチでのカザフビザ取得は外国人を優先してくれるという情報を信じ、まずは人込みを押し分けて守衛に「Japanese! Japanese!」とパスポートを見せてアピールしました。そうしたら情報通り、優先的に大使館に入れてもらえることに成功し、ビザ申請ができました。北京で取るよりもビザ代が約1/3と安価であったことも有難かったです。ビザ受領は明後日の正午ということで、私たちは次に、カザフスタン行きのバスターミナルへ向けて移動しました。
■バスターミナル
私たちがもってきたガイドブックでバスターミナルと書いてある場所に、ターミナルはありませんでした。宿の部屋に置いてあった地図を頼りに、ターミナルを見つけ、時間や料金を確認することができました。国内バスと国際バスの両方で、発車時刻や料金が分かったので、ちょっと安心です。2人ともまだ下痢気味&微熱が続いているので、お昼は唐辛子っ気のない、包子(ぱおず、いわゆる点心)でお昼ごはんにし、いったん宿に戻ってお昼寝しました。
■ウルムチらしい市街散策へ
夕方になりました。ウルムチは中国の遥か西にある都市なので、北京時間の午後5時でも、午後3時くらいの明るさです。市街散策のはじめに、人民公園the people's parkに行きました。公園と寺院と遊園地とが融合した、人々がなごめる素敵なところでした。
次にバザールへ向かいましょう。ウルムチはウイグル人が多く、そのバザールでならば一層にウイグルらしさが味わえることでしょう。まず向かったところは二道橋バザールErdaodiao marketでした。ここはウルムチ10景の1つに選ばれているところです。人民公園からはちょっと距離はありますが、それでも歩いて行ったことは大正解! 大通りよりも小路を歩くようにしていたら、西河壩前街Xiheba Qianjieという路地あたりは、イスラム教徒ウイグル人らしさいっぱいの、素敵なところだったんです。
二道橋バザールの次に訪れたのは紅旗路バザールでした。ここはモダンな商店もあるところです。お腹の調子と相談したら、お腹が「お粥食べたい」と言うので(笑)、お粥専門店に入り、夕食を摂りました。ここは100種類ものお粥があって、選ぶのに困るほどなんですよ。それを選ぶのも、中国の旅の楽しみの1つですよね。
いっぱいいっぱい歩いて、やっと、ウルムチの良さに出会った今日の午後でした。カザフビザ申請もうまくいきそうで、ほんと良かった。
ビザ受領は明後日ということは、明日は空き日です。パスポートを大使館に預けたままなので宿の移動もできないし。南山景区には行ってみたい気もするのですが、明日は雨とのこと・・・。どうやって過ごそうかなあ。
本日の旅
行動 :カザフスタンビザ取得、人民公園やバザール観光、市街散策
朝食 :なし(まだ下痢が続く)
昼食 :羊肉包子(小さめのがたくさんあって美味しい)、牛肉炒米粉(日本の焼きうどんに近い)/バスターミナル近く
夕食 :鶏肉皮蛋粥(鶏肉とピータンと香菜を刻んだものが入ったお粥)、干貝海帯粥(貝柱昆布人参生姜ねぎを刻んだもの入り)、青椒牛肚絲(牛の内臓とピーマン炒め)/紅旗路
宿泊 :孔雀大厦
旅情報
1元=16.0円
*ウルムチで取るカザフビザ
2番バスで小西溝Xiaoxi Valley下車。100mくらい来た方向に歩いて戻り、高新街を左折。右手に公園を見ながらを通り越すと、変形建物(火焔大厦)の左に公園が見える。その公園の周囲の道を時計回りに迂回し、公園の反対側(昆明路)に出ると、3階建ての建物がある。そこの1階。住所は「昆明路216」で。月曜午前申請で水曜正午受領。写真とパスポートコピーが必要。1人87元。
*ウルムチの国際バスターミナル
国際バスターミナルは、人民公園南側出口を右折して、1.3kmほど直進したところの左手(少し奥まったところ)にある。国内バスターミナルと隣接している。
人民公園の北および南出口前では、天池ツアーや南山ツアーの窓口がいくつもあるので、値段確認や予約に良い。