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■この旅5度目の中国入国
モンゴルの旅を終え、次に向かうは、中央アジア。
「旅の難関」である由は、先日の日記に書いた通り。入国日指定の行動予定を決めないとビザ取りに臨めず、しかし日程を確定できるような、安定要素がない。民族問題などが複雑で、政変も紛争もあり、国境がよく閉まる。つまり出入国地点が思ったように行かない国々で、どうやって、「如何に崩れない日程」を組みつつ、旅人として満足できる旅行程を作り上げるか。それが腕の見せ所でもあるでしょう。
モンゴルから中国へ戻った後は、カザフスタンかキルギスか、次にどちらの国に行くべきか悩みましたが、上に書いたようなことを検討し、情報を収集し、カザフスタンを目指すことにしました。4年前も中国からカザフスタンに入国していますが、その際、北京から一気に新彊ウイグル自治区まで列車に乗ったので、今回は少しずつ刻みながら、ビザなしで滞在できる15日間の中で、いろいろな省を見ていこうと思います。
モンゴル入国時にも使った、二连(二連、アーレン)国境。「勝手知ったる同じ国境」と思っていたら、全然勝手が違いました。何千人もの客を乗せた列車がザミンウードゥ駅に到着すると、その何千人もがいちどきに国境へ向かうので、国境行きのバスやジープで大渋滞です。モンゴルから中国へ戻る際は、列車内で出入国手続きができる、「通しの切符」を買うべきだなと思いました。
モンゴルを出国し、中国に入国したら、まもなく出るという呼和浩特(フホホトまたはフフホト)行きのバスに乗りました。来るとき列車の窓から遠くに見ている「黒い物体」が、道路脇に連なる「恐竜モニュメント」だったなんてびっくり! 内蒙古自治区は、恐竜出土では世界的に著名な場所で、こういう楽しいものが設置されたのだと思います。
ずらりずらーり~! バスの走る道の脇に、延々と恐竜が続く!
呼和浩特に着いたらすぐ次の移動のための夜行列車の切符を買おうと思ったけれど、売り切れでした。ここで1泊して、次の移動は、また、明日。
本日の旅
行動 :ザミンウードゥ行き夜行列車下車、呼和浩特へ移動、モンゴル出国、中国入国
朝食 :кофэ(コフェ、砂糖ミルク入りコーヒー)/車内
昼食 :油饼(ユーピン、薄い揚げパン)、饼子(ピンズー、固い薄パン)/バス車内
夕食 :鸡蛋汤(チーダンタン、かきたまスープきゅうりトマト入り)、鱼香肉丝盖饭(ユーシャンロースーカエファン、豚肉と千切りの細切り醤油炒めをごはんに乗せる)、稍麦(ソウマエ、羊肉シュウマイ)、招牌羊肉面(ゾウパイヤンルーミェン、羊肉角切りと香菜乗せラーメン)/呼和浩特の食堂
宿泊 :草原宾館(ツォイユェンピングアン)
旅情報
1モンゴルトゥグルグ=0.066円
1中国元=13円
*モンゴルから中国への移動
私たちはザミンウードゥ駅まで列車で行き、刻んで国境を越えるルートをとった。日記本文にもある通り、数千人が一気に国境へ向かうため、国境通過に3時間近くもかかっている(来る時はすぐ)。モンゴル側国境税1000トゥグルグ、中国側国境税5元が徴収される。