2人の世界旅 日々の記録

■カシュガルの１日
昨日、キルギスから中国へ戻ってきました。特に中央アジアの旅の最後のほうは、パミールの高地やキルギスの草原地帯を旅していたこともあり、「シャワーを浴びる」習慣のないところが長引きました。結局７月５日から１０日まで、６日間シャワーを浴びられず、昨日は一週間ぶりにようやく汗を流すことができたのです。

そういうときって、疲れも溜まっています。
次に行くパキスタンへ向けて、今日は体調を整えていく日にしています。

これを読んで、「最近、そういう、整える日が増えているな」と思った方も、いるのではないでしょうか。それには理由がありまして。

旅があと１ヶ月を割っています。旅の残り日数が多いときには、別段「予備日」など設けなくてもどうにでもなるのですが、残り日数が少ない、かつ移動回数が多く残っているときには、少しゆるい旅計画を作らないと予定がこなせなくなります。例えば事故で乗ろうと思っていた列車が今日は動かないとか、１日で移動できる予定のところが２日かかったとか、そういう不測の事態が起こったときに、移動と観光の計画が詰まっていると、どうにも調整できなくなるという結果にもなりかねません。

また、「最後に一週間くらいまとめて予備日を作っておいて、必要に応じて１日ずつ遣っていく」という方法も、中国が絡むと難しくなります。中国にビザなしでいられるのは１５日間だけですから、「最後に１週間あけておく」となると「中国の最後の場所までの移動と観光の全部を１週間で終わらせる」という無謀計画が発生してしまう。

というわけで、残り１ヶ月の旅計画は、各地各地で、１日ずつくらいのゆとりをもったスケジュールを最初から組んでいるのです。

今日は喀什（カシュガル）の、新疆ウイグル自治区の見どころでもあるオールドタウンを少し観光したりもしました。
明日は、観光も頑張りますけれど、パキスタンへの移動手段を探しに頑張ります。



写真は宿から見た、トワイライト。
泥壁のカシュガル、シルクロードのカシュガルは、ここにはありません。
街はすっかり大都会なのです。