2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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中国>2011年07月13日(Wed)
前日喀什
翌日喀什→塔什库尔干
喀什
:: 旅1523日め : 世界旅228ヶ国め : 和人245ヶ国め : あづさ233ヶ国め ::

■パキスタンへの道を探して
あづさは中国で一度は「青年旅舎」つまり「中国のユースホステル」なるところに泊まってみたくて、キルギスから喀什(カシュガル)に来た日にはユースに泊まりました。外国人も問題なく泊まれますし、wifi完備、ホットシャワー完備、英語が通じるなど、外国人旅行者も安心して泊まれる施設となっています。

でも今は中国も夏休みに突入し、ユースホステルは中国人だらけです。正直、中国人の生活習慣は、日本人には慣れるのが難しいところがある。例えば日本人だったら、宿で誰かと相部屋になったら、適当に距離を置くじゃない? 他人の持ち物を気軽に触ったりとかしないですし、ベッドの上にいる他人をじろじろ見たりもしない。でも中国人はそういう、距離を置くことが、生活習慣の中で薄いと思う。列車の中だって、人の座席指定番号の席に、人がトイレなどで立つと他人が平気でそこに座ります。今もそう。あづさが部屋から出ている間に、中国人はあづさのベッドを椅子にして座って駄弁っているんですよ。和人がベッドの上で荷物を整理している様子も、その辺の中国人に一部始終見られています。・・・コラ人の場所に座るんじゃない!!! 視線もそらせー!!!・・・という意見は、中国じゃ普通通用しません。

そういうCulture Issue(文化的な相違)はどこにでもあるものですし、危害を加えられたわけではないので(いや、ベッドのシーツを汚されたのは危害と言えるぞ)、「中国のユース体験」はもう結構と思うようになりました。

今日は、和人がお勧めする、安くてバックパッカー向けの宿に移りました。そして、喀什のオールドタウンを観光しました。

中国

イスラム教徒も多い、でも結構お酒もたしなまれる、新疆とはそんな興味深いグレーゾーン。

オールドタウンでは、古い伝統的な建物はどんどん壊されている上、人々の反漢感情(漢民族に対する反発)を感じてしまう。日本人は漢民族、つまり中国の主要民族と顔立ちが似ていますから、普通に歩いていると漢に見られ、おそらくはウイグル人を主体とする人々に嫌悪感を持たれます。近年、新彊ウイグル自治区では、大きな反漢運動の暴動も起こっており、依然より一層反漢感情が高まっているのではないかと推測されるほどでした。

でもまあ、一応そうして「観光らしいこと」を済ませたら、次はパキスタンへの道探し。

まず、人民広場の近くの中国銀行まで歩いていき、T/Cを現金に両替しました。その銀行から割と近いところにあるバスターミナルで、パキスタン方面行きのバス情報を探しますが、情報は何も得られません。

次に、離れたところにある国際バスターミナルへ行きました。窓口には「苏斯特(ススト)」って書いてあります。スストはパキスタン側の国境の町の名前です。でも窓口で尋ねると、ススト行きのバスは「15人以上客が入らないと出ない」と言われ、一度、塔什库尔干(タシュクルガン)へ行き乗り換える必要が出てきました。

塔什库尔干(タシュクルガン)へ行くバスターミナルは・・・、ガックリ・・・、最初に行ったバスターミナルです。ここから遠いじゃないですか。

酷暑の夏のウイグルで、歩いて観光もして、今日は暑さだけでもへとへとです。またその遠いバスターミナルに戻るのも、億劫になっちゃって・・・。

今日は、その出発場所が分かったことでヨシとすることにしました。
また明日、頑張ります。
本日の旅
行動 :喀什観光、旅準備、旅計画
朝食 :包子(パオズ、肉まん)、コーヒー/宿
昼食 :凉面(リャンメン、小麦麺ともやしきゅうりセロリの冷やし中華)、哨子面(ソウズメン、赤い汁の平麺汁そば)/喀什の食堂
夕食 :小盘鸡(シャオペンジ、鶏じゃがいも山椒醤油2色ピーマンの煮物)、カワス(パンを発酵させた飲料)/喀什のレストラン
宿泊 :色满宾館(スーマンピングアン)
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*「喀什」
読み方は、カシュガル、または、カーシー。
ピンインは、ka1 shen2 (カーシェン)。
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