2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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中国>2011年07月14日(Thu)
喀什→塔什库尔干
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■中国辺境の道
中国には、中国人でさえ許可を取らないと訪問できない「辺境管理区」があります。今から向かう、パキスタンへの道中の交通の要所である塔什库尔干(タシュクルガン)の町も、その辺境管理区域内です。

朝、塔什库尔干(タシュクルガン)行きのバスが出る言われた、人民広場近くのバスターミナルへ行きました。でも窓口で切符を買おうと思ったら「今日はバスはない」と言われました。まったくもって昨日から上手くいきません。しかし、すでに乗り合いタクシー乗り場も調べてあるので、仕方ない、市バスに乗ってその乗り場まで行きました。何か特別な施設がある場所ではなく、単なる路上。確かに数台の車が止まっており、客集めをしているところに到着しました。

塔什库尔干(タシュクルガン)は、読みにくい漢字を使っているので、この日記では常に読み仮名をふっていくことにしますが、中国とパキスタンとの国境をなす町です。乗り合いタクシーの乗り心地は良く、6時間かかりましたが、快適に移動を終えることができました。そして夕方、その新彊の果ての町に到着したのです。

本来、塔什库尔干(タシュクルガン)は、タジク族が主要民族をなす町です。本来「タジク族」というときは、タジキスタンやアフガニスタンで多く見られるタジク人ないしパミール人を指すのでしょうけれど、ここは中国なので、もっと狭く「中国人のうち中国政府にタジク人と認定された人」を指すのだろうと思います。この町には女性は可愛らしい民族衣装を身につける人が多く、異国情緒があって素敵です。

中国

ただ、1995年統計では、タジク人が84%、漢民族が4%を占めていたそうですけれど、今この町を見る限り、漢民族やウイグル族がとても多いように見受けられました。16年経った、現在の統計が気になります。

塔什库尔干(タシュクルガン)は、標高3200mの町。
夜の冷え込みに備えて、布団をしっかりかぶって就寝しました。

明日はいよいよパキスタン入国ですから、緊張とわくわくした気持ちの両方が高まります!
本日の旅
行動 :喀什から塔什库尔干へ移動、塔什库尔干観光
朝食 :包子(パオズ、肉まん)、茶/喀什の食堂
昼食 :过油肉拌面(グイユルーバンミェン、肉野菜トマト炒めを手延べ麺にかける)、茄子炒肉米饭(チエズーチャオローミーファン、なす豚肉野菜のトマト炒めをごはんにかける)/塔什库尔干の食堂
夕食 :カップラーメン、ビール、麻辣帯鱼(マーラータイユー、タチウオのラー油和え)/部屋
宿泊 :冰山宾館(ピンサンピングアン)
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旅情報
1元=13円

*カシュガルからタシュクルガンへの行き方
人民公園の近くにある長距離バスターミナルからバスが出ている。しかし15人集まらないと出ないなど、確実ではない。そのかわり、町中の道端から乗り合いタクシーが複数台出ている。乗り合いタクシー乗り場までは、市バス9、10、12、13、20、29番で「塔县办事处」というバス停へ行く。運転手は「タシュクルガン」と言えば分かり、降りるときに教えてもらえるのではないかと思う(私たちはそうした)。カシュガルからタシュクルガンまで、1人100元、所要6時間。