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■チロエ島の町並み観光
チロエChiloe島はチリ国内でも人気の観光地です。「島」というだけあって、南米大陸本土と切り離されていた環境から、スペインが南米大陸本土を侵攻し、チロエにも侵攻が及んだあとも、本土とは違う建築文化が発展しました。今はその名残を、世界遺産にも登録された木造教会群(スペインが南米侵攻を始めたあとチロエ島はイエズス会のキリスト教布教の拠点となりました)や、伝統住居から感じることができます。私たちはそのチロエ島の中心的な町であるカストロCastroに滞在しています。
ただ、カストロCastroに滞在できるのはわずかに1泊。仕方ない、フォークランド諸島へ行くことを諦めずに1週間の足止めを受けていたわけですから、フォークランドから戻ってきたあとはチリ国内の観光を1週間短縮しなければなりません。しかも今日は3月17日。首都サンチアゴSantiagoに住むお友達のハルミちゃんちに行く約束を18日にしてあるので、予定を遅らせることは考えていません。
サンチアゴ行き夜行バスに乗るのは実に今夜です。ただ急性膀胱炎への対処が遅れたあづさは、昨日からやっと薬を飲み始められたものの午前中は絶不調で、チェックアウト時間ぎりぎりまで寝ていました。
お昼前になって、私たちは部屋をチェックアウト。YOMEちゃん(ご自身が使っている仮称です)とその友人のゆちゃん(メールでの愛称です)が泊まっている部屋に私たちの荷物を置かせてもらい、4人でカストロ観光へと出向きました。薬局で追加の薬も安く買えたので、これで安心です。ただ1軒目で「その薬は医師の処方箋がないと譲渡できません」って言うくせに、2軒目では6錠入りの箱買い1つがたったの60円! これって何? シプロフロキサシンは旅先での下痢にも良い薬なので、多めに買ってしまったよ(^_^)V
市内観光は楽しかったです。世界遺産に登録された木造教会、魚のうろこと表現される木のパネルを重ねずらして作った壁が特徴的なチロエ島伝統住居。
左の家、壁も、屋根も、うろこでしょ。
でも屋根までうろこの家屋を探すのは困難でした。
ハイバ(カニ肉)を売り歩くおじさん(カニ肉どさ盛り800円、つい買っちゃった!美味しかった!幸せ度アップ!)、メルカド(市場)ではサーモンのセビッチェ(レモン香菜マリネ)にアルメハ(はまぐり)のレモン香菜マリネをどっさり食べて、パナデリア(パン屋さん)で美味しいスウィーツ&スーパーでワインを買って4人で宿でポテトチップスなども併せて囲んで、楽しい会話が続きました。
気のおけない4人が海産物の豊富な町にいたら、浜鍋でも寄せ鍋でも何でもできそうだけど、残念なことに私たちは夜6時のバスに乗らなければなりません。悔しい・・・寄せ鍋・・・(笑) でも、YOMEちゃんもゆちゃんも、最後までお見送りに来てくれてありがとう。
サンチアゴ行きの夜行バスの中では、あづさは今までにないくらい、わくわくする気持ちが止まりませんでした。「いよいよサンチアゴだ、いよいよサンチアゴだ」と、ずっとわくわくしていました。
サンチアゴが、南米大陸の出口です。南米大陸の最後です。最後を、とびっきり輝く思い出で締めくくられる予感がすごくして、本当にわくわくしっぱなしでした。
本日の旅
行動 :カストロ観光、サンチアゴ行き夜行バスに乗る
朝食 :パンプキンスープ、チキンスープ、ミューズリー、ホットミルク/宿
昼食 :アルメハ(ハマグリ)ゆでに玉ねぎ香菜レモンをかける。サーモンのセビッチェ(玉ねぎ香菜レモン和え)/カストロのメルカド(市場)
夕食 :なし(おやつをたくさん食べた)
宿泊 :サンチアゴ行き夜行バス