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■家族みんなでショートトリップ
サンチアゴSantiagoは南米屈指の大都会です。高層ビルも多く、また排気ガスによる大気汚染問題でも知られるところでしょう。ちなみにサンチアゴは略称で、あまり知られないのですが、正式名称はサンチアゴデチレSantiago de Chileといいます。
チリはあまりに細長い国なので、南北を全部視野に入れるような地図を見ると、東西が近すぎてしまいます。だからサンチアゴが海際にあるのか内陸にあるのか、これもまたあまり知られないところだと思いますが、答えは内陸。
そんなサンチアゴ市民にとって身近な観光地に、バルパライソValparaisoやビーニャデルマルVina del mar(略称ビーニャ)があります。マイカーでちょっと足を伸ばせば気軽に行ける海の町です。今日は米倉ファミリアのお父さんの提案で、この2つへ家族みんなで行くことになりました。バルパライソやビーニャは外国人ツーリストにとっても人気の観光地で、私たちももちろん行く予定でした。でも震災の影響でチリ滞在時間が削られて行く時間がなくなってしまったため、お父さんの提案には驚きびっくり、そして嬉しい!
お天気最高♪ まず着いたのはバルパライソです。ここは先月の巨大地震の震源地に近く、破損したビルディングなどをよく見かけました。道路にもヒビが入っています。ちなみにバルパライソは世界遺産に登録された町。登録事由ははっきりとは知りませんが、急斜面に町が発達する過程で、数十機ものアセンソール(ケーブルカー)が作られ、それが今も大事な市民の足になっている点があると思います。アセンソール群が創り出す独特な景観が、バルパライソの一番の特徴ではないでしょうか。
急傾斜~、びっくり!
みんなでアセンソールで丘の上へ登ったのですが、このアセンソールがものすごい急傾斜でびっくりしました。あっという間でしたが、結構高度が上がり、その丘の上から見渡す青い海と、丘斜面にいっぱいのカラフルな家屋群の眺めがすごく良く、気に入りました。
海の町バルパライソで、海が見える素敵なレストランで昼食。やっとチリで念願のウニ盛り食べることが出来ました♪ ちなみにウニはエリッソerizoと呼ばれるのですが、エリッソはトゲトゲした丸っこいものを指すので、ハリネズミもウニもいがぐりも、スペイン語では全部エリッソです(^^;;
会話も弾み、バルパライソを出たのは午後4時過ぎです。でもここからビーニャまでは車ですぐです。ビーニャは美しい海とビーチが広がるリゾート地で、バルパライソから来ると海岸沿いの高級マンション群の存在からか、まったく異なった雰囲気を感じます。お洒落なリゾートそのものです。ここでは、ビーチでお昼寝をしたりしました。
ああ、悲しいことに、今日がみんなと過ごす最後の夜。4泊5日の米倉家での滞在が、あっという間に終わってしまいます(涙) 旅人にとって、チリ人の家庭でチリの人の優しさに触れられることは、最上級に嬉しい出来事です。普通に宿に泊まったり、ましてや日本を出てきているのにも拘らず日本人宿で日本人と駄弁っていることとは違って、その国でその国の人と文化を共有していくことができる家庭滞在は、私はとても価値あることだと確信しています。しかしここ米倉家での滞在は、今までのそういう体験を遥かに上回るスペシャル体験かもしれない。もっともっとサンチアゴにいたい、もっともっとみんなと一緒にいたいなぁ・・・。
ハルミちゃん、そして米倉一家の皆さん、本当に素晴らしい4泊5日を、サンチアゴの素晴らしい思い出を、本当に、本当にありがとうございました。またいつか会いたいです!
本日の旅
行動 :バルパライソとビーニャデルマル日帰り観光
朝食 :パンアユヤ(硬くて丸くて薄いパン)、りんご、桃、コーヒー、紅茶、ハム、スクランブルエッグ/米倉ファミリアの家
昼食 :パン、pebre(ペブレ、トマト玉ねぎ香菜唐辛子等の辛いミックス)、ピスコサワー(ブドウの蒸留酒とレモン砂糖氷のカクテル)、mariscal cocido(マリスカルコシード、貝えびたくさんの具沢山スープ)、erizos salsa verde(エリッソスサルサベルデ、ウニ盛りに玉ねぎイタリアンパセリミックス)、桃ジュース、白ワイン、メンタ(ミントリキュール)/バルパライソのレストラン
夕食 :ちらし寿司(まぐろイカツナマヨアボカド)、赤ワイン、コーヒー/米倉ファミリアの家
宿泊 :米倉ファミリアの家