2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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ツバル>2010年07月12日(Mon)
フナフチ
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■ウミガメ食べた!
今日もフナフチFunafuti観光♪ お昼ごはんには、今いる家のチョイスおばあちゃんが、なじみの友達がやっているカフェに連れて行ってくれました。空港に隣接した便利なところにある軽食屋です。隣接するクラフトショップ(土産物屋)にも友達が勤めているとのことで、私たちもそのクラフトショップを覗きました。フナフチ以外の、離島の島で作られた工芸品が、場所ごとに陳列されています。場所によって、デザインが違うのが印象的でした。


お天気が良いので、午後は泳ぎに行きました。島の端まで行かなくてもビーチがあるので泳いでみました。でもゴミが多くてなまことなまこ糞だらけ、魚もサンゴもあまりいないし、つまらな~い~!! 離島に行けばきれいな海もあるのでしょうけれど、フナフチじゃだめだなーと思いました。

ツバル

うーん、表から見ると良い海なのにね~~、残念っ!


でも、今日は良いこともありましたよ。泳いだところの近くで、ウミガメがまたもや地元民により解体!! 先日の日記にも書きましたがウミガメは世界的保護動物で、普通に人生80年を生きている限り決して食べることができない生き物です。今日は、先日見たものよりもはるかに巨大な・・・体長1mにも達するような巨大なウミガメ!!(ウミガメ界じゃ普通サイズなのかなぁ)

ツバルには「ウム料理」という伝統的な調理法があります。たき火をして、土壌や石を高温に熱し、その熱の上に食材を乗せて土をかぶせて余熱調理をするのです。我々先進国の民から見たらわくわくさえする伝統儀式に見えますが、ちょっと前までガスや電気での調理などなかっただろうポリネシアの国々では、火を起こしてその熱を利用するのはごく当然と言えるでしょう。しかもウミガメは、その甲羅をひっくり返せば絶好の耐熱容器になりますから、ウム調理に向いていると言えます。ただ焼くのではなく、2、3時間は余熱に置いておくため、あらゆる食材が柔らかくふっくらと美味しく仕上がるのが良いですね。

「夕方5時ごろできるから食べにおいで」と、またまたうれしい誘いをいただけ、そして今日は、本当にそのウミガメを食べることができました!!

出された料理は・・・、豚肉の角切りステーキかと思いました。「あれー、フォヌ(ツバル語のウミガメ)と言ったのに、伝わっていなかったのかなあ」と不安になるほど、その味は豚肉でした。それほどに獣肉の旨みが溢れる絶品だったのです!


毎日チョイスおばあちゃんが作ってくれるツバル家庭料理に、おばあちゃん(昔ナウルで英語で仕事をしていたので英語が上手です)との交流からはツバルの文化を何でも教えてもらえる。人が良くて、みんなが優しくて、のどかで、誰もあくせくしていない国ツバルは、日本とはかけ離れた別世界、1つの楽園でした。

明日私たちはツバルを離れます。おばあちゃんは「次はいつ来るの?」としきりに聞いてくれる。おばあちゃんの自慢の故郷の、ナヌメアNanumea(ツバルの離島)に、私たちをどうしても案内したいみたい。

このツバル旅行では、ずっと首都フナフチに滞在したので、いくらのどかとはいえ、そこは、ツバルの中では最も栄えている場所。離島に行けばもっと伝統的な、文化的なものが少ない暮らしを今も人々は続けているでしょう。いつの日か、もし私たちにツバルを再び訪れる機会があれば、間違いなくナヌメアを目指したい。

世界各国がツバルに投じる援助金が、期待される通りの目的である「ツバル消滅阻止」に使われてほしい。いつの未来もツバルが存続してほしいと、ツバルの旅を終えて一層強く願うようになりました。


明日フィジーに戻ります。5泊6日のホームステイも、本当に幸せだった。

「ツバルに来て良かった」って、自信を持って言える、そういう気持ちを持てることが、旅の幸せなのですよ。
本日の旅
行動 :フナフチ観光
朝食 :スコーン(カスタードタルト)、トディで作るパンのマーガリンサンド、ミルクティー/ロメイナ姉さんの実家
昼食 :サモサ(じゃがいも羊カレー入り包み揚げパン)、パニケケ(もちもち小麦粉の皮にツナと生玉ねぎを包んで巻いたもの)/フナフチのカフェ
夕食 :ウミガメのウム料理、ごはん、アイスコーヒー/浜辺の民家、ライス、sosisi(ソシシ、ゆでソーセージ)、マモエ(ラムチョップ)、パニケニ(ゆでかぼちゃ)/ロメイナ姉さんの実家
宿泊 :ロメイナ姉さんの実家
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旅情報
1ドル=89.6円

*ツバルの国名の由来
「ツバル」とはツバル語で「8つの島々」という意味です。本来は8環礁に人が居住していてこの名がつけられましたが、現在はもと無人島だったところにも人が住み、現在9環礁。