2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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トンガ>2010年05月28日(Fri)
パンガイ→ヌクアロファ
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■主島へ戻れるか?
朝7時、まだあまり人が活動しない早朝に港に行ったら、昨日の情報通り、7時半に出る貨物船がありました。

トンガ

トンガ国内の定期船ではなく、不定期にやってくる船です。私たちはとにかく来週火曜日のサモア行きの国際線に乗らなければならないので、選択肢はこの船に乗ることだけ。すぐに荷物を持って船に乗り、船長にお金を払いました。貨物なので人が寝るスペースはないのですが、船員のダイニングルームらしきところの長椅子に、場所確保兼ねて横になっていました。昨日までいろいろと良くしてくれた松岡さん、さっちゃん、床平さん、みんながお見送りに来てくれ、嬉しかったです。


船はなかなか出航しません。「トンガ人だからそんなもんかなー」と、こちらもあくせくせずに出航をただ待つだけです。理由を聞くと荷物として運ばれる牛が逃げてしまい、探しにいっているからという、なんとものどかな理由(^^ゞ 「そんなのつかまるわけないのにー」と思っても仕方がないのでずっと寝て待ちましたが、随分待たされた末に牛はつかまったようで、ようやく船は大海へ乗り出しました。朝9時を過ぎていました。

幸い海は揺れませんでしたが、揺れ始めてから気持ち悪くなったのでは遅いので、揺れていないうちからずっと横になっていました。

トンガ人の精神の根底には「シェア」(分かち合い)があると言われます。それは旅行者としてごく短期間だけ訪れる私たちにも顕著に感じられることで、ハアパイHa'apaiに来るときは、同じ船室で寝泊りしたおばさんがモア(鶏の素揚げ)やイェム(ヤムイモ)を分けてくれました。今日も、昼食どきには船員さんたちがダイニングに集まってきて、その中のおじさんは自分のお皿(骨付き鶏肉とタロイモの葉のココナッツクリーム煮込み)から、鶏肉だけをつかんで私たちに差し出してくれるんです。

今日はずっと船のダイニングに滞在していたので、トンガ人と触れ合う時間があり、長い船旅も退屈しませんでした。

夜9時ごろ、もうすっかり暗くなった頃に、船はトンガタプTongatapuの港に到着しました。でも港には他の船がいっぱいで入れないらしく、他の船が動くのを待ち、でも船は1隻も出ず、船の隙間に無理やり突っ込んで、私たちの下船は夜10時半と遅くなりました。

船に先に行かれ飛行機も故障中という惨事の中、それでも無事に首都トンガタプに到着できて、ほっとしました。
本日の旅
行動 :トンガタプ行き船に乗る、トンガタプ到着
朝食 :ビスケット、コーラ/船の中
昼食 :モア(芋とチキンをココナッツミルクで炊いたもののチキン部分)/船の中
夕食 :クマラ(スウィートポテト)/船の中
宿泊 :Juncoさんの家
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旅情報
1ドル=49円

*トンガ国内線
Chatams Pacific airのみ。
予約;reservations@chathamspacific.com、電話28852
ハアパイ→トンガタプは、179ドル(変更有料)または150ドル(変更不可)