2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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トンガ>2010年06月01日(Tue)
ヌクアロファ→サモア行き飛行機 【6月1日2回目の日記(サモア)も含む】
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■素晴らしきトンガの旅の最終日
毎日毎日が素晴らしい体験の連続です。そんなトンガの旅も、もうすぐおしまいになってしまう、私たちは明日トンガを出国しなければなりません。

次はサモアへ行くのですが、サモアからは更に米領サモアやトケラウへ往復する予定でおり、その船スケジュールが不安定であることから、きっと忙しい日々を送るのではないかと思います。ネットも思うように接続することができないでしょう。だから日中は仕事や連絡ごとなどを含めて、用事をこなしてばかりいました。

嬉しいことが1つあったんです。「その土地の食」の経験値を増やしているあづさへ、テレビ局から「ソマリア人の料理のレシピ提供依頼」がきて、そんな仕事もこなしていました。世界の料理を体験することは、流石にネット閲覧では味付けまでは舌に伝わりませんから、実際にその国を訪問した人しか得られない特権だと思っています(ニューヨークでガーナ料理を食べる等はなしにしています。各国料理の味は離れた土地では食材や調味料が違うので正しく学べません)。

自分の仕事がテレビで放映されるって、何だか嬉しいです。自分が培ってきた経験が少しでも他所へ流れ、それに興味を持ってくれた人の役に立てるように、少しずつまた頑張っていこうと思いました。


日中は、Juncoさんは出勤していますが、大家さんが私たちのところに来てくれました。「あなたたちは私の息子と娘だから、またこの家に帰ってきなさいね、そのためにも私はあなたたちの旅の無事を祈ります。」と言い、祈りの言葉を読み上げてくれました。それだけでなく、素敵なトンガ伝統工芸風のアクセサリーをプレゼントしてくれ、涙が出そうなほど嬉しかった。

トンガ

写真は大家さんのおうち。いつも立派で優しいおばあちゃんに、本当に屈託ない可愛いお孫さんたち(この写真を撮ったときは両脇の女の子たちはあづさに歌を歌ってくれています)。この一家のみんなに出会えたことも、幸せだったなあ・・・。



最後の晩ごはんは、お料理上手のJuncoさんの手料理にワイン。最後の最後まで、彼女の心遣いには感激しっぱなしです。

Juncoさんはボランティアスタッフとしてトンガで鋭意尽力されています。発展途上国で医療機関に勤めることは、人の命に直結する場であるだけにきっと他の職種よりも緊張や苦労が多いのではないかと思うのですが、だからこそでしょうか、彼女と会話する中には尊敬できる点がいっぱい出てくるのです。立派で素敵で、何よりも尊敬できる女性に出会えたことは、トンガの旅だけではない、一生の経験にプラスを与えてもらえるわけですから、嬉しいことこの上ありません。


私たちはトンガの旅はこれでおしまいになってしまうけれど、旅の思い出は一生の宝物。そしてJuncoさんを始め、今回出会えた方たちに、1人でも多く再会したいと願っています。本当に素晴らしい思い出をありがとうございました!
本日の旅
行動 :旅準備、旅計画、トンガ出国、サモア行き飛行機に乗る。
朝食 :アップルケーキ、コーヒー、ゆでヤム芋、ゆで卵/Juncoさんの家
昼食 :ケンタッキー(フライドチキンとゆでマニオケ(キャッサバ芋)、ケケ(丸い揚げパン)、コーヒー/Juncoさんの家
夕食 :野菜5種(大根きゅうりにんじん玉ねぎピーマン)の甘酢漬け、かにカマのオムレツ、白菜のおひたし、ナポリタンスパゲティー、白ワイン/Juncoさんの家
宿泊 :Juncoさんの家
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旅情報
1ドル=49円

*トンガ空港で無料無線ラン
出発ロビーにあるカフェが無線ランを出しています。強い電波がほしければカフェに近づく(もしくはカフェに入る)と良いです。
↓ここから下は、6月1日の2回目で、5月31日2回目の続きです。あとからここに戻ってきます。
サモア>2010年06月01日(Tue)-2回目
ファレオロ→アピア→バオアラ→アピア→バオアラ
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■サモアの旅の初日
6月1日は、サモアの独立記念日です。これを最近知ってしまい「あちゃー」ショックです。何故「あちゃー」かというと、私たちはサモアに到着したらすぐにトケラウ(という小国があるのです)に行くための船とビザをアレンジしなければならないから。でも、独立記念日なんていう大きな祝日だったら、トケラウオフィスは閉まっていそうだ・・・。

で、バスに乗って首都アピアApiaへ1時間、オフィスは案の定クローズでした。

しかもですよ、独立したのは1月1日!! なんでそのお祝いを6月にやるのかがごっつい謎(後から知ったのは、1月1日は新年の祝日なので、その振り替え休日を祝日の少ない6月にしたのだそうです)。しかも何故か明日も祝日だそうで・・・。

以下実際の会話です。

あづさ 「6月1日は何で休みなのですか?」
サモア人「独立した日だからだよ!」(これはうそ)
あづさ 「6月2日は何で休みなのですか?」
サモア人「独立の次の日だからだよ!」

・・・ま、いっか(笑) サモア人の気質がちょっと見られた気がしますねー(*^.^*)

今日からアピアに滞在する間は、アピアの近郊に住むアドリック兄さんの家にホームステイします。アドリックはオーストラリアからボランティアでサモアに来ていて、フランス人2人と一軒家をシェアして住んでいます。

一度部屋に行き荷物を置かせてもらえたら、再びアドリックの車に乗ってアピア市内へ。広場では独立記念日のセレモニーが行われていて、伝統ダンスなども見ることができました。男性も女性も、地響きを起こすかのような力強い踊りでした。

サモア

ここに来る前は、今日と明日が2連休なんて知らなかったから、予定が大きく崩れてしまいました。トケラウへは飛行機が飛んでいないため今狙っている船が頼りの綱。明後日にならないとその展開は分かりません。

(注:6月1日の1回目と2回目では、5月31日を挟んだ私たちの時間感覚では1日経過しているのですが、上記ではどちらも「旅1118日め」とし、旅日数がサイト閲覧側とかけ離れないようにしました)
本日の旅
行動 :ファレオロからアピア、バオアラへ移動、アピア観光
朝食 :ケケ(トンガの揚げパン)、コーヒー/空港
昼食 :BBQ(バーベキュー、タロ(ゆでタロイモ)、ファイ(ゆでバナナ)、モア(チキングリル)、ソーセージグリル、サパ(糸こんにゃく煮)/アピアのセレモニー広場前
夕食 :タロイモとインゲンのだし醤油煮、チョコチップ入りバナナアイスクリーム、緑茶/アドリック兄さんの家
宿泊 :アドリック兄さんの家
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旅情報
1サモアタラ=38.3円

*サモアの主な祝日
空港インフォメーションデスクやアピア市内ツーリストインフォメーションで無料で配布される「Samoa VISITOR GUIDE」という小冊子に祝日一覧が載っています。豪州やNZでもないのにアンザックデーがあるなど、意外に祝日が多いので注意。あと国民スポーツであるラグビーで何かの大会で優勝したりすると臨時祝日があっという間に制定されます。