Talo(タロ)、Pua'a(プアア) ...サモア
人々の大事な主食のタロイモ(焼いたりゆでたりする)と、典型的おかずになる豚肉です。写真の豚肉はぶつ切りを炒め、そのうち大量に出てくる脂の中で揚げ煮っぽくされたものです。なお発音するときは「プアー」にならないよう、アを2度言ってください。
Palusami(パルサミ) ...サモア
ポリネシアン諸国でよく食べられるタロイモの葉の包み焼きです。タロイモの葉を何重にも重ねて、中に玉ねぎとココナッツクリームを閉じ込めてホイル(伝統的手法ではバナナの葉)でくるんでオーブン焼き(伝統的手法では焚き火の残り熱を使ったウム料理)にしたものです。トンガでは更に肉や魚介類がわんさか入りましたが、サモアではそのようなタンパク質源はなくてOK。
Koko Samoa(ココサモア) ...サモア
サモアを旅したらココサモアはマストアイテム。カカオの実を焙煎して砕いたものを砂糖と混ぜたもの(この段階のものがKoko mata(ココマタ)として市場で売られています)をお湯に溶かしたもの。カカオの実のかけらがゴロゴロ入っている、サモア式のココアドリンクです。
Koko araisa(ココアライサ) ...サモア
「カカオと米」という意味の料理です。ココサモア(≫
こちら)の中にごはんを入れた、カカオ風味の甘いお粥。味が、なんというか、かなりお汁粉に似ている・・・。
Kale(カレ) ...サモア
カレーはサモア人に良く食べられています。鶏や羊などの肉と野菜を煮込んでカレー粉を入れるのが基本的な作り方ということですが、汁だくの肉野菜炒めにカレー粉が入った中華味のカレーもあって面白いです。
fa'i(ファイ)、Sosisi(ソシシ)、Moa(モア)、Ika(イカ) ...サモア
市場や屋台で食事をするとこういう組み合わせによく出会います。ゆでたファッイ(甘くないバナナ)は安くて庶民の大事な主食、ソシシ(ソーセージ)、モア(鶏)のフライ、イア(魚)のフライ。しかもこれにサパスイ(春雨スープ)がつく。しかもしかもこれを朝から満タン食べたりする。油摂りすぎだっちゅーの(自戒)。
Suai'a(スアイア) ...サモア
スアはスープ、イアは魚。魚を玉ねぎと共にゆでて煮汁に旨みを出したらココナッツミルクを注いで塩で味付け。煮汁をきって皿に盛り、煮汁はカップに入れて別添えで出します(ペエペエと呼ばれるナイスなスープ/ソースになる)。ペエペエの旨さと新鮮な魚自体の美味しさにうっとり♪ なお「スワイア」や「スアイヤ」にならないよう、「スアイッア」みたいにしっかり発音してください。
Ota(オタ)またはOka(オカ) ...サモア
サモア人はTの音をKの発音で言うことが多く、オタはオカにも転じます。これは生の魚(種類は刺身にできるものなら何でも良いらしいがやっぱりマグロは旨い)の角切りをレモンで〆てきゅうりトマト玉ねぎの角切りを混ぜてココナッツクリームでまろやかにしたもの。好みで塩や唐辛子もOKです。「鮮魚にはわさびに醤油が一番」なんて言っている場合じゃない!嗚呼旨い。
Maniota(マニオッタ) ...サモア
英語でキャッサバ、フランス語でマニオク。サモアは英語圏(元イギリス領)なのにマニオッタと呼ばれる、面白い。サモアではあまり食べるところを見かけず、主食キングの座は、タロイモやタミウ、ファイ(甘くないバナナ)に取られている感じがしました。お隣トンガは他のイモ類を抜いてマニオケだったのにね、面白い。
Tamiu(タミウ) ...サモア
すごーい大きいねっ! サトイモの味がするおイモで、ゆでて食べられています。ただゆでる以外に、ゆでたあとゆで汁を切ってココナッツクリームを加えて絡める方法もあります。
Sapasui(サパスイ) ...サモア
英語のチョプシーがサモア語ではサパスイ。サモア人はこれ大好き! 戻した春雨の中華風醤油スープです。にんにく入りが美味しかったなー。
Pani keke(パニケケ) ...サモア
英語のパンケーキをサモア語にするとパニケケになります。小麦粉を使ったほの甘い揚げパンです。
Keke pua'a(ケケプアア) ...サモア
ケケプアアは直訳すると豚ケーキで、素晴らしく中国を彷彿とさせる豚まんです。ケケマモエ(羊まん)やケケモア(鶏まん)もあります。安い落とし肉の部位を上手に醤油で煮込んだものが具に入っています。サモアでは醤油が安く手に入るので、意外に庶民の味には醤油も普及しているのです。
vaisalo(バイサロ) ...サモア
ココナッツミルク入りココナッツジュースにとろみをつけてタピオカ粒(サイコと呼ばれる)を浮かべた温かいドリンクです。本来はタピオカ粒ではなく若いココナッツの、ゼリー状の内壁を削って浮き身にしていたものです。
Salaki(サラキ) ...サモア
加熱調理物ばかり続くサモアではすごく生のものが食べたい、そんなときにサラキ。バナナやビー(青リンゴ)やエシ(パパイア)の千切りと砕いたピーナッツが、砂糖入りポポ(ココナッツミルク)ドリンクに入り、冷やして売られています。サラキはミックスベジタブルにも使う用語なので、このようなフルーツドリンクを指すときはサラキフアラアウ(フアラアウは果物の意味)とも呼ばれます。
Niu(ニウ)、Popo(ポポ) ...サモア
ニウは比較的若いココナッツのこと。島中に生っているココナッツは、中にココナッツジュースが入っていて喉を潤してくれます。ちなみにポポは成熟したココナッツのことで、中の白い部分を掻き出して(ペヌと呼ばれる)ココナッツクリームを絞るのにも使われます。
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