2人の世界旅 日々の記録

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ナミビア>2008年05月14日(Wed)
★オシャカティ→オプウォ
:: 旅370日め : 世界旅63ヶ国め : 和人214ヶ国め : あづさ84ヶ国め ::

■ナミビアの秘境、ヒンバ族の地へ
アンゴラを抜け、今いるところはナミビアです。北部オシャカティOshakatiの町では1泊だけして、まず最初の目的地であるオプウォOpuwoへ向かいます。

目的は、ヒンバHimba族。

ヒンバ族はナミビア北部からアンゴラ南部にかけて分布する民族です。ナミビアには数十もの民族がいるそうですが、ヒンバ族の人以外は普通に洋服を着て普通に暮らしているので“地元の人”にしか見えません。しかしヒンバ族の女性は、肌や髪に赤土の粉を塗り、上半身裸に裸足、特徴的な装飾を身につけ、文明と離れた暮らしを続けています。世界でも類を見ない、美しい人々なのです。

オプウォはナミビア北西部の小さな町ですが、町中で普通にヒンバ族の人々を見かけられることでも知られています。実際、スーパーマーケットの中はこんな感じです。この写真からだと裸足が見えるでしょう? 更に、彼女達は胸を隠さないので、陳列棚の前ですれちがったりすると、彼女達のおっぱいとぶつかりそうなほどなのですよ(^^;;

ヒンバ族

例えばエチオピアのハマル族、インドネシアのダニ族などなど、文明に染まりきらず、独自の格好を貫く人々に会おうと思ったら、それは簡単なことではないでしょう。しかしオプウォの町では、容易に数十人、数百人のヒンバ族の人々と、出会うことができるのです。・・・これは、驚くべきことです。

ただ見かけることができるだけじゃない。真に驚くべきは、そこまで文明のある場所に出入りしているにもかかわらず、ヒンバ族の人々が、文明社会からかけ離れた独自の生活、独自のスタイルを崩さない点にあると思うのです。

最初のうちは、あまりに意外すぎるほど多くのヒンバ族の人々に出会えたことで、興奮気味でした。もちろん、カメラを向ければ「金をくれ」というトラブルになるでしょうから、カメラはほとんどの間しまったままです。

さて、いったん宿に行き、荷物を置いたら、町の中心部(写真のスーパーマーケットのあたり)へ向かって歩きました。そうしたらヒンバ族の人々やその他地元の人が集まる、酒場のようなマーケットに迷い込みました。

すごいなー、ヒンバ族だらけ・・・。和人はマーケット内を散策しています。あづさはヒンバ族ファミリーの輪に入ってちょこんと座り込み、まるきり言葉の分からない彼女達の対話を聞きながら、目の前にある彼女達の姿を見ていました。

そんな中、あづさは直感で思いました。「ヒンバ族の村に滞在することは、可能だ」と。
(・・・ただ単に、大胆なあづさの秘境志向が、ヒンバ族の暮らしと出会うことを思いついてしまっただけかもしれませんが。)

宿に帰って、あづさは思い切って宿の主人に希望を伝え、お願いしました。そうしたら主人はヒンバ族の友人に電話してくれ、私たちを紹介してくれました。ダメもとで相談したにも関わらず、最高の展開になりそうです。ま、ダメもとでも何でも、自分がコレ!と思ったチャンスを実現させるのはあづさの得意技ですんで^^

明日の朝、その人が宿に来てくれることになりました。詳しい相談は、明日ということで。

しかし、アンゴラから休息なく移動してきて疲労している上、しかもアンゴラで食べた肉で食中毒を起こしており、2人とも体調は劇的にヤバイです・・・。
本日の旅
行動 :オシャカティからオプウォへ移動
朝食 :オニャマ(ヤギ肉のスープ)、カコキ(英語ではファットケーキ、揚げパンのこと)/オシャカティの路上ごはん屋
昼食 :食パン、ピーナッツバター/乗り合いバス乗り場
夕食 :食パン、豚肉のカレー煮込み、パイン入りポテトサラダ、紅茶、牛のモツ煮/宿
宿泊 :オレネスレストキャンプOreness Rest Camp

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旅情報
1ドル=14円

*小さなオシワンボ語
ナミビア北部には様々な民族がいて様々な言葉が話されているが、そのうちオシワンボ語はナミビア北部に比較的広く通じる言葉である。地元の人の中には英語が話せない者もいるから、覚えておくとよいだろう。
Hello --- マレレポ
good --- オシリナワ、very good --- オシリナワシネネー
thank you --- ダパンドゥラ
good bye --- カラポナワ
この名前はなんですか? --- エビナラシカオシケ?