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■レンタカー1日目
今日は良い天気です! レンタカー日和って感じ(*^-^*)
出発前に、久々となってしまったメールチェックをしました。すると、6月に予定しているUK領セントヘレナ(という国)の構成要素の1である、トリスタンダクーニャTristan da Cunhaへの船に乗れないことが分かってしまい・・・、大変にショックです。あまりに目の前のことが無くなってしまい、今後の動き方がまるきり分からなくなってしまいました。
ともあれ、しょうへいさん、ゆきさん(サイト上のお名前です)と私たちの4人でレンタカーに乗り、ナミブ砂漠のメインの観光拠点であるセスリエムSesriemへ向けて移動を開始しました。
途中レホボスRehobothのスーパーマーケットで昼食を買いました。アンゴラでもまともに食事を摂る機会が少なく、そのままヒンバ族の村に滞在し、食中毒で最近は特に食が落ちていた私たちにとっては、少ない量でも「久々にちゃんと食べた・・・」と思える量でした。砂漠を歩く体力、ついたカナ・・・(・・*
途中、ダートな路上で横滑りを起こしたときに、タイヤのゴムがずれてしまって、タイヤ交換をする羽目になってしまったのですが、4人でちからを合わせたら、すばやく完了しました。感謝します。
ナミブ砂漠を走る視界は、写真のような感じです。虫がフロントガラスによく衝突するし、砂っぽいことこの上ありません。
さて、本日最大の懸案事項があります。それは、「日没までに、ソーサスフレイSossusvlei地区のゲート内に入る」ことです。
何故最大かを説明しなければなりませんね。
1)このゲートは、日の出時刻に開き、日没時刻に閉まる。
2)そこは、ナミブ砂漠で最も美しいことで有名なデューンDune45への唯一の入り口。
3)ゲートからデューン45までは数十kmの距離がある。
さて、1~3から分かります? 「日没までにソーサスフレイ地区に到着していなければデューン45でサンライズを見られない」ことが。
しかし、今日はオフロードでの走行距離も長く、そのゲートに到着したのは、もう夜も暗い時間だったのです。
・・・さて、いっちょ頑張りますか(・_・)
最初に、ゲートの警備員に、中に入れないかと尋ねました。回答は「じゃあ車をその辺に置いて」というものでした。・・・うーんカタイ。車ごと入れなければ明日動けないじゃないですか。しかし2度目のトライのとき、私たちの状況説明や説得が通じたのでしょう、ゲートを開けてもらえ、更に優しい警備員が車を誘導してくれ、キャンプサイトに案内してくれたのです。ここはナミビアで一番人気の観光地、ナミブ砂漠ですから、キャンプサイトは早くに予約でいっぱいになるところなのに、空いているスペースがあるなんて、嬉しすぎます。
嬉しい気分と共に、4人で、バーに行って一息つきました。手持ちの食糧とビールで夕食を摂っているとき、和人が「砂丘に入るパーミッション(許可証)、要るんじゃない?」と気づいてくれ・・・
・・・ハイ、もういっちょ頑張りましゅ(・_・)
まずはパーミッション有無の真偽を知ろうと、パーク内を歩いて、ツアー団体のガイドさんを探しました。彼に尋ねると、パーミッションなしには砂丘に入ることはできず、しかもそのパーミッションを出すオフィスは朝7時にオープンするのだそうです。・・・日の出が6時半だから、7時すぎに動き始めるなんてダメですね。
ま、そのあとはいろいろと働きかけ、これまた奇跡的に、オフィス職員のお兄さんに出会うことができました。お兄さんにはちょっと甘えちゃったかもしてないけれど、結果的には「この人たち、今日の到着が遅くてパーミッション持っていないんだけど、砂丘見たあとにお金払う約束してあるから、パーミッションなしでも砂丘のゲート通してあげてね」といった主旨の手紙(ゲート警備員宛て)を書いてもらうところまでできたんです。
今日は、奇跡が3つも重なりました。
・・・開くはずのないゲートが開いたこと
泊まれるはずのないキャンプサイトに泊まれたこと
明日許可証なしに砂丘へ入れるようになったこと
てへへ、嬉しいよぅ ロ_(*^.^*) ←嬉しすぎてビールが美味いの図
安易に真似しないで下さいね。私たちは誰の真似でもなく、自分たちの状況の説明や説得、会話のちから、ただ甘えるだけでない熱意・・・そういったものが総じて三面六臂のちからとなり、結果として人の心を動かし、偶然も重なったことで困難から奇跡を得たのですから。
明日のサンライズは6時半で、砂丘のゲートは5時半オープンだそうです。つまり、4時台には起きることになります。シャワーのあとは、急いで洗濯をし、早めに就寝しました。
・・・レンタカー1日目(5日中)、本日の総走行距離563km、走行時間7時間。
本日の旅
行動 :レンタカー1日目、ウィントフックからセスリエムまで移動
朝食 :Pancakes with cinnamon & sugar(シナモンシュガーかけパンケーキ)、カフェオレ/宿
昼食 :にんじんとフルーツのコールスローサラダ、シェルマカロニの中華風サラダ、パン、チーズ、にんじん、みかん、グリルソーセージ、フライドポテト/車中
夕食 :にんじん、カール(スナック菓子)、ビール/キャンプサイト
宿泊 :セスリエムキャンプサイトSesriem Camp Site
旅情報
1ドル=14円
*ナミブ砂漠への移動
セスリエムにあるソーサスフレイ地区(ナミブナウクルフトパークの一部)のゲートは、日の出と共に開き、日没と共に閉まる。したがって、例えばレンタカーなどで自力で行く場合、日没までに着かないと、中に入れないため翌朝のナミブ砂漠(デューン45)からのサンライズが見られなくなる。日の出の時間にならないと中に入れない上、ゲートから砂丘まで数十kmの距離があり、砂丘に着いた頃は太陽が高くあがってしまっているためである。ウィントフックからの所要時間を考慮し、レンタカーを借りる時間は早めを心がけたほうがよいだろう。