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■ザンデーの休日
ザンデーZinderの休日も、そろそろおしまいにしましょう。
明日は移動日になるでしょうから、今日はザンデーでゆったりしつつ観光も頑張ろうと思います。
まずはグランマルシェ。大きな市場はアフリカらしい賑わいがいっぱい。私たちは、もう何度かほころんだところを修繕したズボンを新調しました。ニジェール人女性はズボンをはかないので、さすがに女性用は無理かなと思っていましたが、海外から入ってきた物資としての衣類の中には女性用の洋服もそこそこあり、なおかつ気に入ったデザインのもの(細身ブーツカットのストレッチジーンズ)に出会え、あづさはほくほくです(*^-^*)
ニジェールを離れるということは、それはサハラ砂漠からも離れるということ。「しばらくクスクス(砂漠地方の食)が食べられなくなるねと」会話をしていたら、レストランでクスクスを見つけることができ、食べ納めとばかりにクスクスランチタイムも楽しみました。
夕方になって行ったのは、ビルニカルティエールBirni Quartierというオールドタウン。いわゆる民家街です。
土塗りの住宅の中に小さな泥塗りのパレ(宮殿)やモスクがあり、何より人々の暮らす様子など、素朴な雰囲気に溢れていて、ここは来て良かったと思いました。写真の路地の雰囲気、大好き。そうそう、奥の左の子供が“てるてるぼうず”風の布かぶりをしていますが、これは女性なら大人でもまとうニジェール人の伝統装束です。あづさはニジェール人女性がこの装束をまとっているのを見るのが、大好きでした。
暗くなる前に宿に戻り、ここザンデーなら一度は食べておきたい、ハトの炭火焼きをおつまみに、ニジェールビールでザンデー最後の夜を乾杯しました。
■ニジェールの旅を終えて
ありがとうニジェール。なんか、いっぱい不満言っちゃってごめんね。
北部が戦いの場で、中部は地雷がいっぱい、東部は戦争しているチャド国境。あちこちが行ったらいけない場所だった。西から来た私たちは西部に行く必要がなく、なんか、どうしたらよいか分からないままニジェール南部を少しずつ東へ移動する道を通ってきました。
こんなのやだなーと言っちゃったこともあったけれど、ニジェールで体験した町の数を改めて見てみると、それでもいろいろな町を見ることができたのだと気付きました。サヘル地帯ならではの伝統的な建造物も素晴らしかったし、ムスリムの人々の美しい装束も素敵。そうそう、美味しいごはんも、ありがとう。
反政府軍とか、リベリオンとか、地雷テロとかそういう嫌なことがなくなったら、きっとアルジェリアとの行き来も、もっと自由になるよね? テネレの美しい山山と壮大なサハラ交易ルートは、平和になって私たちを待っていてくれるよね? そうなったら、この気持ちよいニジェールをきっとまた旅するのではないかと、そんな素敵なことを考えています。
私たちは明日、ナイジェリアへ移動します。
本日の旅
行動 :ザンデーの休日、ザンデー観光
朝食 :なし(ゆっくり起きたので昼と兼用)
昼食 :クスクス、鶏のスパイシートマト煮込みがけ/ザンデーのレストラン
夕食 :昼に行ったレストランで再び同じメニューを/ザンデーのレストラン、タッタバラ(ハトの炭火焼き)、ニジェールビール/宿
宿泊 :オテルサントラルHotel Central
旅情報
1セーファーフラン=0.25円
*ビルニカルティエールの行き方
中心部ガールルティエール(バスターミナル)より約1kmほど南に向け、幹線道路(Ave de la Republique)を歩く。「SABUKAA LAAHIAA」と書かれたゲートの手前の交差点を左折すると、右手に民家街ビルニカルティエールが広がる。