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■ANZAC DAY
今日は、アンザックデーです。「ANZAC」、すなわちオーストラリア・ニュージーランドの合同軍事集団の戦没者慰霊の日です。日本で言えば終戦記念日と似た意味合いをもつ、国民の大事な日です。
アンザックデーである今日は、夜明け前から人々が礼拝に訪れるのだそうですが、流石にそれは朝が早すぎるので、見にいきませんでした。その代わり市内観光の中で、礼拝が行われる塔へ行き(国会議事堂のすぐ近くです)、冥福を祈りました。献花が色とりどりに並べられ、人々は、大人も子供も訪れ、祈っては去っていきます。別に日本人だって、遠い国の戦死者の冥福を祈っても、おかしいことじゃないですよね?
今日は、教会、ウォーターフロント、旧政府公邸などを観光しました。面白かったのは国会議事堂と国立博物館です。
見事な外観が目を引く国会議事堂は、無料でガイド付き内部ツアーを行っていて、議員の私物もぼんぼん置かれている、リアリティー溢れる議会室や、各種展示物、世界最先端の免震構造システムなどを見学することができます(写真撮影は禁止)。口頭解説は英語のみですが、私たちの参加したツアーではガイドは日本で「英会話のNOVA」で講師をしていたそうで、日本人にも分かりやすい英語で話してくれるのが良かったです。また日本語で説明が書かれたコピー用紙をくれるので、英語がそこそこしか聞き取れなくても大丈夫。説明に心配は要りません。世界旅の中でも「国会議事堂の中を無料で見学できるところ」はなかなかありませんから、ここはニュージーランドのお勧めの観光ポイントだと思いますよ!
国立博物館は、英語ではMuseum of New Zealandで、マオリ語ではテパパTe Papaと呼ばれます。今泊まっている家のシルビ(英国系ニュージーランド人)の話によると、現在ニュージーランドでマオリ族の血を引いているものは約1/3くらいなのだそうです。マオリ族とは、ここでは、ニュージーランドに先住していたポリネシア系民族を指す言葉。英国が侵攻してくるまではニュージーランドの主要民族でした。土地争いの戦いで英国系白人に負けてしまいました。でも、マオリ語は英語に並んでニュージーランドの公用語ですし、小学校ではマオリ語が必修言語とのことですから、現在は白人と先住民が共存関係にあることが伺えます。国会議事堂にもマオリ建築が取り入れていましたし、国立博物館を見てもその点を感じることができました。
今日はアンザックデーで、軍の音楽隊が、国立博物館の2階ホールでコンサートを開いていました。国民にとって特別な日に立ち会えて、嬉しいです。
本日の旅
行動 :ウェリントン観光
朝食 :トースト、Marmite(マーマイト、ビール醸造で堆積したイースト菌のペースト)、ブロッコリーインゲン玉ねぎ入りスクランブルエッグ、コーヒー、ねぎ入りお味噌汁、トマト/ダイブとシルビの家
昼食 :Cheese Cake Blueberry(チーズケイクブルーベリー、いわゆるブルーベリーチーズケーキ)/ウェリントンのスーパーマーケット
夕食 :カレーライス、キウィフルーツ/ダイブとシルビの家
宿泊 :ダイブとシルビの家