2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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ネパール>2010年12月19日(Sun)
カトマンズ
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■カトマンズを歩く日曜日
昨日ネパールの首都カトマンズKathmanduに到着しました。
ヒマラヤの麓に広がるここは「カトマンズの谷」。古から独自の文化が育まれてきました。
でも寒ーい。

首都にいるのに、電気が来ません。1日8時間とかひどいときは十数時間停電します。深夜は寝るので、真夜中に電気が来てもあまり意味がない。朝や夕方、就寝までの夜の時間電気が来ないと、めちゃくちゃ不便です。電気が来ないとシャワーの水も湯になりません。

電気だけじゃない。
和人の体調を考えると、病気のあとはゆっくり療養させてあげたい。美味しいお茶の1杯でも入れてあげたいのに、水道の蛇口をひねって尿の色の水が出てくるとがっくりする・・・。何もかもがつまらなくなる。

ネパール、今、ぼろぼろです。
王政がマオイスト(共産主義の1派)によって倒壊したのが2年前(2008)で、政権奪取で勢いづいてもりもり国を改革していくかと思えば結局、インフラ整備などは以前よりも悪くなっていった。カトマンズでは、たいていの宿は発電機も持っていませんし、暖房設備もない。氷点下の気温の中、毛布1枚じゃ寒くていられません・・・。


ブータンで和人が大病を起こして入院し、そのときからずっと「ネパールではゆっくりしようね」と2人で話してきたのだけれども、無理です。



昨日はとりあえず空港からタクシーで(他の日本人旅行者とシェアして)宿の集まるタメル地区に来ました。とりあえず入った宿に滞在しましたが、今日は、もう少し快適に滞在でき、和人の静養になるような宿を探そうと、あづさが数十軒の宿を見ました。タメル地区には宿が過剰に存在しており、狭い地域に宿・宿・宿の大密集だから宿をいっぱい見るのは余裕です。事前に和人と話して予算上限を相談して、何軒も何軒も話を聞きましたが、どこも発電機を持っていないんですね・・・。多くは、「ソーラーパワーを蓄電するので、小さな電球だけなら停電中でもつくけど、壁のコンセントもホットシャワーも不可」と。

夜の間にPCを充電しておけばそのバッテリーでwifiでインターネットくらいはできますから、停電中でも無線ランを稼動(ソーラー蓄電により)させている宿に移ることにしました。見つけた宿は明るいテラスも気に入りました。


昨日タクシーで空港から一緒だった拓ちゃんが、移ったほうの宿に来てくれたので、屋台でお昼ごはんを食べながら、一緒にカトマンズを散策しました。お土産物屋と飲食店がずらりと並ぶツーリスティックな道よりも、子供が遊んでおばちゃんが庭先に洗濯物を干して、と、そういう人々の暮らしが垣間見れる路地のほうが好き。

ネパール

移動屋台でモモ食べたよ! ネパール料理の代表格の蒸し餃子。
アツァールという香辛料の利いたタレがかかっています。
器は葉っぱを重ね合わせて作った、「捨てられたあと土に還る」という見習いたいエコ素材。


和人の体調はまだ悪いです。ブータンで入院している3日間は一口も食事を採らずに輸液だけで生きてきた身ですから、食事をするのもまだ怖いみたい。


まだ病みあがり、ひょっとして病み途中の身。
ネパールでは、ホント無理せずゆっくり休みましょうね。
本日の旅
行動 :カトマンズ観光
朝食 :Veg Momo(ベズモモ、野菜入り蒸し餃子)/宿
昼食 :Buff Momo(ブフモモ、水牛肉入り蒸し餃子)、パニプリ(小麦粉風船揚げに豆野菜マッシュを入れて酢唐辛子水をかけたもの)/路上
夕食 :Buff Momo(ブフモモ、水牛肉入り蒸し餃子)/路上
宿泊 :ホテルダウンタウンHotel Down Town
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旅情報
1ルピー=1.22円

*カトマンズの計画停電
カトマンズでは毎日計画的に停電し、電気省(といっていいのか)がインターネットにより停電時刻帯を発表している。停電は朝夕2度、毎日時間が大幅にずれていき、毎日停電時間は合計8時間以上。デジカメやPCなど電化製品を持って旅する人には極めて不便な首都滞在です。停電時刻帯は宿側が把握している。