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■日曜日のマーケットへ
ノーフォークの見所といえば、日曜日のマーケットを外す事はできませんよ(^o^)
ノーフォークの人口は1400人弱という規模の小さい国ですが、常時国内にいる人の数は2000人以上。この差およそ600人の大半は、観光客によって占められています。昨日の日記にも書いたように、月単位でここにゆったり滞在する中高年が圧倒的に多いです。
観光客はきっと皆、このサンデーマーケットを訪れるのでしょうね。卵や野菜類はスーパーマーケットよりも安く売られているようでしたし、在住者の手作りのクッキーやケーキ、ジャム、ビーフジャーキなども販売されています。お土産用に作られた手作りのアクセサリーやタペストリーの類も種類が多く、地元の人のための、というよりは、島に数多く滞在している観光客用のマーケットという雰囲気も多分にありました。
ほーら、お客に若い人がいないんだよなぁ(苦笑) これ実にノーフォークらしい。
ピトケアンって覚えてますか? あの、人口40数人の、太平洋絶海の孤島国家(≫
こちら)。
4月4日の日記(≫
こちら)に書きましたが、ピトケアン人の先祖は、英国の船の反乱者(英国人)とタヒチ人からさらわれてきた女性。ピトケアン人はその混血からスタートしました。
ここノーフォークは、かつては英国の流刑所でした。オーストラリアもそうですよね、シドニーSydneyが島内最大規模の英国からの囚人流刑地で、そこから現代のオーストラリアまで発展してきました。オーストラリアとノーフォークが流刑地でなくなると、その後無人島になったノーフォークにピトケアン人約200名が移り住んできました。ピトケアンで人口が増大して食料不足になったための半強制移住です。つまり、ノーフォーク人の先祖はピトケアン人なのです。極小国家のことなので日本にいたときはこんな歴史、ちらりとも見聞することはありませんでしたけれど、実際に渡航した地の人々の血が繋がっているのって、とても興味深いです。
今日、サンデーマーケットで歌を歌ってCDを販売する人がいたのですが、その歌詞にはしきりに「ピトケアン」「ピトケアン」が出てきます。ノーフォーク人の先祖はピトケアン人なのだから、きっとこの歌は、「我らの遠い故郷」を偲ぶ歌だったのだろうと思います。
さて、家でお昼を食べて、午後はお散歩。今日行ったところはボタニカルガーデン(植物園)です。昔とある女史が植物の寄付を募り、集まった木々が成長して、まるでジャングルのような密林にまでなりました。中のトレイル(遊歩道)はきれいに整備されていて危険なところはありません。緑が豊富に茂っているけれども、花が少ないのが印象的でした。
夜はトロイ兄さんの誘いで、一緒にホームシアターで映画を見ることになりました。見たのはハリーポッター。ノーフォークは公用語が英語で、つまりは字幕なんてありませんから、兎にも角にも英語聞き取りのお勉強をした2時間でした(^^ゞ
ところであづさはアメリカ英語のほうが聞くのが楽で、和人はイギリス英語のほうが楽と言いますが、他のみなさんはどちらが楽なのでしょう?
本日の旅
行動 :サンデーマーケット、ボタニックガーデン観光
朝食 :トースト、レタスのアイオリソースサラダ、ハム、ラズベリーティー/トロイ兄さんの家
昼食 :朝と同じサラダ、トースト2種、ラズベリーティー、ポパイ(レッドグアバ)のジャム
夕食 :レンズマメと玉ねぎトマトのカレー、チャパティー、コーラ/トロイ兄さんの家
宿泊 :トロイ兄さんの貸しアパートメント
旅情報
1ドル=90.2円
*ノーフォークビザ
オーストラリアビザが必要。事前電子申請可。公式サイトよりも旅行会社サイトを通じて申請するほうが安い。