2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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パキスタン>2011年07月19日(Tue)
カリマバード
:: 旅1529日め : 世界旅229ヶ国め : 和人245ヶ国め : あづさ234ヶ国め ::

■フンザ滞在
朝、あづさの足の化膿がひどくなりました。なんてこったい、これじゃあ神様が「宿でゆっくりしてなさい」と言っているようなものじゃないですか。どんな状態かというと、ここカリマバードに移動する日に、押し合い圧し合いの乗り合いトラックでおじさんに踏まれたところが、爪と皮膚が乖離してしまったのです。炎症がひどくて肉芽が過剰に形成されている感じ。プクーっと新生血管の浮き出るデキモノが、爪と皮膚の間から発生しています。血管が浮き出ているだけに、激痛でくつも履けません。

フンザの水は水道水であってもシルト交じり(シルト=砂よりも細かい土壌粒子)で、そのシルトは・・・、あとから粒子系などをネット検索で見て確認しましたが、予想通り、マクロファージや好中球(白血球の一種で外的異物を貪食する動的細胞)のエサになるサイズのよう。ていうことはやっぱり膿の原因でもあったわけです。足はとにかく汚れるところですから、洗わないわけにもいかず、洗っては出てくる膿を取り、薬を塗る、を繰り返して、一向に回復しない足を労わっていました。

朝、中国からたびたび行動を共にしている哲ちゃんが、私たちのいる宿(ガーデンロッジ)へとお引越ししてきました。彼は到着初日からは日本人宿にいたのですが、ガーデンロッジの宿のほうが良いと思ってくれて、来てくれました。ここガーデンロッジは、寝具もきれいで部屋も明るいし、人が少ないからホットシャワーもあまり枯渇しないし、バザール地区の真ん中にあって出歩くのも楽しい、そんな宿です。

今日も、和人とは、今日も帰国後の計画などを話しています。
帰国したら日本の暮らしで忙しくなるから、旅の間にこうしたゆっくりとした会話を進めていきたいです。


ちなみに、上に書いた「シルト」の入った水は、こんな感じです。

パキスタン

汚れているわけではないし、飲んでもざらざらしません。粒子は細かすぎて沈殿しません。氷河の雪解け水だけあって、味はむしろ良いのですよ。
本日の旅
行動 :カリマバード観光
朝食 :サモサ(じゃがいも入り三角揚げ)、チャイ(ミルクティー)/カリマバードの食堂
昼食 :プラオ(スパイシー度の低いビリヤニ)、チャパティー(薄焼きパン)、ミックスサブジ(野菜いろいろカレー)/カリマバードの食堂
夕食 :ビーフカリー(牛肉カレー)、チャワル(玉ねぎ油スパイスのシンプル炊き込みご飯)、チャパティー/カリマバードの食堂
宿泊 :ガーデンロッジGarden Lodge
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旅情報
1ルピー=1.04円

*シルト-Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/シルト