2人の世界旅 日々の記録

■雨のダッカ
なんだか、楽しい感覚ばかりがよぎって過ぎていくバングラデシュの滞在も、あっという間に最終日となってしまいました。乾季だというのに朝から大雨で、今日の行動はスタートが遅れました。

明日はブータン入国の日。ブータン入国には事前より事細かな手続きが必要で、諸条件より１２月１０日の入国が先に決まってこれまで動いてきました。明日は早朝に空港に着いていなければならず、ネットでいろいろ見る限り、空港泊ができるような場所ではなさそうなので、今日は今いる宿よりも空港に少し近いところ（空港行きのバスが拾いやすいところ）に行き、改めてそこで宿探しをしました。

少し離れたところにグルシャンという地区があります。グルシャンは新商業地区で、ｗｉｆｉつきのカフェがあるという情報を得ていたのでそこで久しぶりとなるインターネット接続。調べ物がたまっていましたから。あとは今日中にやっておかなければならない両替もグルシャン地区が便利です。ブータンビザのプリントアウトも作りました。プリントアウトがないと空港で搭乗拒否にあうかもしれないからこれは必要です。

そういった数々の用事をこなして、ついでに宿とグルシャン地区の間はそう離れていないのにも関わらずバスで片道２時間！　ものすごい大渋滞もこれまたバングラデシュらしさだなと思うと、バスに乗っている往復４時間もまさに観光でしたが、宿に戻る頃にはもう真っ暗です。


バングラデシュは楽しかったです。時々「バングラデシュ２度と来ねーよ（激怒）」なんて書いているバックパッカーのブログとか見ますけれど、・・・まあそれも分からなくもないですけれど、あづさは、和人の「バングラデシュは喧騒を見るところ」という言葉が先にあったので、世界一の人口密度国家ゆえの人ごみも、ゴミの多さも、彼らの国民性も、なんと言うか汚い町も、その中で生きていく人々のたくましさを見ては、まるで過去への回帰／異世界への訪問を達成したかのようでした。旅気分が盛り上がりました。

バングラデシュの旅はダッカと少しその周辺を見ただけで終わりましたが、短い日数しか取れなかったのでそれで良かったかなと思います。地方へ行くには場所により許可証が必要で、許可証なしにどこまで行けてどこからダメなのかハッキリとは知りませんし、何よりも「喧騒を見るところ」という言葉が気に入ってしまい、それならば、ダッカでしっかりと歩いてみて、人々の生業（なりわい）を見てみたいと、滞在をポジティブに選択できたのです。

バスに乗り、船に乗り、ビーチに行き、そういう旅もバングラデシュではできるのだけど、自分が動いてしまうとそこにいる人々と触れ合う機会がなくなってしまうじゃない？


これはダッカで撮った好きな写真の１つです。



なんかいいでしょ！　何かの写真コンテストがあったら出してみたいくらいだ！
人なつっこくて、ベンガル人は可愛いのよ。


いよいよ明日は、ブータンへ飛びます！　その鎖国度は先日訪問したミャンマー以上。かなり特殊な国で、独自の文化を強く保持した国なので、今までの旅にはない見聞と、新しい形の体験ができることを確信しています。ブータンに訪問できる幸せをいっぱい詰めて、また明日からも心機一転、楽しく頑張ろうと思います。

旅の最後の締めくくりとして、今夜は美味しいドイ（超美味しいチーズケーキのようなヨーグルト菓子）を大皿で買ってたっぷり食べて、お酒の飲めない国らしく、甘いもので気持ちのお祝いをしたのでした。