2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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ブータン>2010年12月17日(Fri)
★ティンプー
:: 旅1317日め : 世界旅213ヶ国め : 和人245ヶ国め : あづさ220ヶ国め ::

■入院3日目
入院3日目。今日は国民の祝日。
タクシードライバーのソナムさんは、今日はゴではなく洋服を着て、「ホリデイ・イン・ホスピタル!ね!」と笑顔で言って、ずっと和人のベッドサイドに付き添っていてくれます。ソナムさんは日本語は話せませんが、日本語の「ね!」の使い方は上手です。更に今日もまたあづさのためのお弁当を今日も作ってきてくれ・・・本当に心優しい素晴らしい方です。ただ、いても別段することもないので、付き添いの時間の多くはあづさのブータンに関する質問に答えてくれる感じで、会話をしていました。

依然便通のない和人。
今日は生理食塩水輸液が続きます。

坐剤(下剤)の2倍量投与の指示が出ました。
しかしそれでも便通は見られません。

症状の回復といえば、入院前はあれだけ激しかった腹痛が和らいでいること。
わずかに放屁が見られるようになってきていること。
今日は鎮痛剤を注射していないので、これは軽快のしるしなのでしょうか。

お腹を圧迫しても痛みを訴えなくなったので、今日はあづさが腹部マッサージを続けました。温タオルで暖めたり、うつぶせになってもらって背部からマッサージをしたりも。腸管の自律神経支配は副交感神経優位支配なので、リラックス感を感じることで副交感神経の働きを増やして、排便へつなげていきたいと思ってマッサージを続けました。

しかしそれでも便通は見られません。
でも! また少しだけ、おならが出ました!


午後外科部長の回診。
今日の経緯を伝えて、外科部長が和人のお腹を押して、お腹の張りが柔らかくなったことなどをチェックすると、

・・・「もう退院していいよ」と!!


入院初日から、明日の18日にネパールへ行く、ビザが18日までしか有効でないことなどは伝えてあったので、単にそれに間に合わせるだけの退院許可だったのかもしれませんが、それでもとってもとっても嬉しくて、私たちは心から喜びました。


そして、帰宅身仕度をしているとき、小さな、便通が、

本当の、回復できる徴候がやってきたのです!!





最終的な診断名は、Subacute intestinal obstruction、「亜急性腸閉塞」でした。退院の手伝いも、ソナムさんがいろいろと手伝ってくれました。やはり病院から直接車で帰宅できるのが有り難い。処方箋に記載された薬を揃えるために薬局へ行ってくれ、「メモリアルチョルテン」(仏塔)に連れて行ってくれました。

ブータン

メモリアルチョルテンは青田さんと既に観光に来ているので、あづさはちょこっと観光したらもう十分。

でも和人は「もうちょっと歩きたい」と行って、敬虔な仏教徒であるブータン人がチョルテンの周りをぐるぐると歩く、その人の波に混じって、ずっと、ぐるぐると歩いていました。死の恐怖と向き合い、生きていても病気を一生背負う覚悟もした和人の、退院の喜びを噛み締める時間だったのでしょう。


長旅をしようと2人で決めたときから、年単位で健康診査を受けられないことへの不安がありました。こういう、大きな病気をする日が来ることもあるとは思っていた。それが前兆無く突然やってきた。でもそれがブータンで良かった。


明日からネパールです。病院にいた3日間は、本当ならばパロParoへ行き、青田さんが親しくしているブータン人の家庭にホームステイをさせていただく予定でした。伺う約束をしていたのに急にキャンセルになってしまい、プランを立ててくれた青田さんにも、きっといろいろな用意を考えていてくれたパロの家族の方々にも申し訳なく思っています。パロ観光を楽しみにしていた(かっこいいゾンがあるのですよ)和人も落ち込みを隠せていないようです。

でもね、命あっての物種、元気でいてこその旅。
今日は退院できて本当に良かった。本当におめでとう。
でもこの病気は再発例も報告されているものなのだから、どうかこれからも、1人だけのものではない体を大事に、お願いします。
本日の旅
行動 :入院・3日目、退院
朝食 :エマダツィ(唐辛子のチーズ絡め煮)、ニシオカライス(日本米)、ノシャパー(乾燥牛肉を戻してスライスして唐辛子と一緒に煮たもの)/病院
昼食 :サル(みかん)/病院
夕食 :おかゆ、わかめふりかけ/青田御殿
宿泊 :青田御殿
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旅情報
1ニュルタム=2円

*何事も、右回り
ブータンでは、仏教の教えに基づき、何事も右回り。マニコロ(経典が収められている回転碑)を回すときも、人とすれ違うときも、メモリアルチョルテンで仏塔の周りを歩くときも、右回り。
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