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■ブラジルの北の端の町
今いるボアビスタBoa Vistaはブラジル北部ロライマ州の州都です。「ロライマ」っていう響き、いいよね(*^-^*) 映画「ロストワールド」の舞台となったのも、ロライマなので(映画の舞台はベネズエラに属する部分ですが)、ロライマの名を聞いたことがある人は少なくないのではないかと思います。
朝和人が、ボアビスタらしい計画都市の風景を写真に撮りに行きました。そして昼、バスに乗って、ベネズエラへ向けて移動開始です。
「え、ブラジルそれだけで出ちゃうの?」
「北だけちょこっと行っておしまいなの?」
という疑問も沸きそうなところでしょうか(^^ゞ
とりあえず説明をしておきますと、昨日までいたガイアナと、おそらく明日には入国できるだろうベネズエラは、接しているにも関わらず陸路で通れる国境がありません。「ガイアナ→ベネズエラ」というルートが陸路不可能ゆえ、「ガイアナ→ちょこっとブラジル→ベネズエラ」というルートを取らざるを得ないわけです。
ブラジルへは、今後また行くと思います。日数が厳しくなっても、少なくともイグアスの滝は外さないでしょう。また、ブラジルでは、日数制限次第ですが、有名なリオデジャネイロRio de Janeiro、またはパンタナール地方の旅を計画していますし、もしエクアドルからアマゾン川の旅を開始させたら(このあたりのルートもまだ未確定)、川の流れと共にブラジルを浮遊しているかと思います。
さてさて、話しを元に戻しましょう。今いるのはボアビスタ、ブラジルの北の端。
ここからベネズエラへ向かうには、2通りの方法があります。
1)ベネズエラのサンタエレナデウアイレンSanta Elena de Uairen(通称サンタエレナ)行き直行バスに乗る。
2)国境パカライマPacaraimaへ行き、自力で越境してベネズエラ入り。
もちろん1)のほうが楽ちんですが、サンタエレナ行きのバスは1日1便早朝発しかありませんでした。一方2)は、早朝、正午、夕方とバスがあります。私たちは2)の方法で正午のバスを選びました。
ところで、ボアビスタとパカライマの間は、地図を見ると「まる」に囲まれているエリアがたくさんあります。これ、つまりは、先住インディアン居住区がたくさんあるのです。面白そう! もちろんバスの中では眠らずに外を見ていました。インディアンの伝統住居が何度も見られて、面白い光景でした。行ってみたかったな♪(*^-^*)
(※注:行けません。ビザを取るとき幾つもの確認事項に対し了承のサインをしており、その1つに「先住インディアン居住区には行きません」という文言があるためです。)
パカライマに着いて、まだ明るい時間だったので、お散歩がてら、眺めの良さそうな丘に登ることにしました。丘の上には白い石碑がいくつもあってね、面白いことに、片側に「ブラジル」、反対の面に「ベネズエラ」って書いてあるんですよ。
つまりこの丘が真の国境ライン! 石碑の周りをぐるぐるーって回ると、出入国無限大ー! 「パスポートも持たずに出入国ごっこ」ナンテ遊びも堪能できました(^_^)V
本日の旅
行動 :ボアビスタからパカライマへ移動、ボアビスタ観光、パカライマ観光
朝食 :コーヒー/宿
昼食 :ガリーニャ(チキン炙り焼き)、アロースコンフェイジャオン(白豆炊き込みごはん)、千切り紫キャベツ、ポテトサラダグリーンピースにんじん入り、ファロファ(味つきキャッサバ粉)/ボアビスタのバスターミナル
夕食 :シュハースク(いわゆるシュラスコ、肉の串焼きソーセージつき)、ファロファ(キャッサバ粉の味つき乾煎り)、バイオン(白豆入り赤ごはん)、エンサラダ(トマト玉ねぎネギ香菜塩水漬け)、エンサラダ(トマトレタス)、ビール/パカライマの食堂
宿泊 :オテルシュハスカリーヤドミネイロHotel Churrascaria do mineiro
旅情報
1レアル=53.1円
*ボアビスタからパカライマへの移動
バスは早朝、正午、夕方の1日3便は少なくとも確認できた。1人20レアル、所要3時間強。