2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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フランス>2007年09月07日(Fri)
ルパビヨンスボワ→パリ→ベルサイユ→ルパビヨンスボワ
:: 旅120日め : 世界旅20ヶ国め : 和人212ヶ国め : あづさ41ヶ国め ::

■再びアルジェリアビザ
今日も朝一番にアルジェリア総領事館へ行きます。今日もパトさんが同行してくださいます。そして「昨日ニュースで見たんだが、アルジェリアで大きな事件があったよ」と、パトさんが教えてくれました。

だからでしょうか。昨日は領事面談の約束までしてもらえたのに、同じ窓口担当者なのに、今日は領事面談もなく、再度私たちのパスポートを確認したのち「ビザは出せない」との対応。

もちろん、あっさりとは引き下がらず、昨日の経緯や、昨日の答弁の再説明をもしますが、領事面談にすらもっていくこともできませんでした。1日でこれだけ対応が変わってしまうのは残念です。でもね、もともと窓口に「居住者にのみビザ発給を行います」と書いてあるにもかかわらずここまで頑張ることができたのだから、十分御の字です。ダメもとどころか、門前払いの可能性が大きいなと思いながらパリまで来たので、ビザが取れないという事実を汲んで、あきらめをつけることは簡単でした。残念という気持ちは長く残ってしまいましたが・・・。

あまりに残念そうにし、落ち込んでいるあづさに、パトさんはカフェでコーヒーをごちそうしてくれました。涙が出そうでした。

パトさんが仕事に向かったあと、私たちはベルサイユへ向けてRERに乗りました。和人が「マリでもニジェールでも、またどこでだってアルジェビザはトライするよ」と言ってくれ、涙がでそうでした。

でも本当に涙が出ちゃったのは、まだ元気が出ないあづさに、和人が「でも、その気持ちも分かるけどな・・・」と言ってくれたときでした。うっく、ぐす(ρ_;)

参考までに、・・・これが、昨日(9/6)私たちが領事面接の約束までたどり着いたあと、アルジェリア現地で起こった惨事です。
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外務省
アルジェリア:バトナ県における自爆テロ事件の発生に伴う注意喚起 (2007/09/07)
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=91

Yahoo!ニュース
「アルジェリア北部のバトナで6日、ブーテフリカ大統領の到着を待つ群衆の中に紛れ込んだ男が自爆し、AFP通信によると、15人が死亡、74人が負傷した。」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl
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■ベルサイユ宮殿
フランスにいるのだから、ベルサイユ宮殿Château de Versaillesには是非とも訪れておきたいですよね。

ベルサイユ宮殿は17世紀、フランス王ルイ14世が建てたフランスの宮殿です。フランス革命まではそこが政治の中心地でした。なおかつ貴族の反乱防止のため、貴族を一箇所に住まわせて常に王の目の届くようにするために建造した宮殿でもあります。入場チケットを買うまでに1時間待ちの行列も、そのバロック建築の最高傑作と渦巻く歴史の中心部を見られるのだからと、苦にはなりません。

ベルサイユ宮殿

豪華な建物と広大で美しい庭園。どんな人々がいて、どんな暮らしをして、どんな秩序と序列があり、どんな苦しみが生まれ、喜びが広がっていたのだろうかと、宮殿内部を見て、その説明文を読みながら、いろいろなことを考えてしまいます。漫画「ベルサイユのばら」を時折思い出しつつ。

■今後の旅計画
当初の旅計画は、「ヨーロッパ旅行のあと、マルセイユから船でアルジェリア、そしてサハラ越え」でした。でも今日それがなくなり、今後の旅計画を立てなくてはなりません。

「車を買って、国外運転免許証が有効なうちは、車でサハラ越えをして西アフリカを走る」案も現実味を増してきました。

フランスで安く買ってアフリカで高く売るために、ネットで車種を検討します。手続きについてもネットで調べますが、車所有に必要なカルトグリーズCarte Griseも、「ツーリストは取れない」「仮の滞在証明書でなら取れる」等、得られる情報は玉石混交で、どこまでが真実なのか不安もあります。

夜はパトさんパトちゃんとの交流の時間ですから、「ぼんにゅい」(Bon Nuit、おやすみなさい)を言ったあとから私たちの調べ物の時間となります。だって調べることを怠っては何も始まらないしきちんと動けもしない。

だから、実はパリにいる間は、完全寝不足の日々(++;;
本日の旅
行動 :アルジェリアビザ取得のため再度領事部へ、ベルサイユ宮殿観光
朝食 :トースト、クラッカー、フレンチバター、オレンジジュース、ショコラオレ、ルバーブマーマレード/パトさんち
昼食 :Brushetta(ブルシェタ、イタリアのブルスケッタのこと。パンにチーズやトマト等の具を載せてオープントーストにしたもの)/ベルサイユ駅前のカフェ
夕食 :Tartiflette(タフティフレット、フランスサヴォイ地方の慮類で、ジャガイモスライスと玉ねぎを炒めた上に白チーズの厚切りを乗せオーブンでとろとろに溶かしたもの。レブロションReblachonというチーズを使うのが定番)、赤ワイン、Kronenbourg(コーネンブ、フランスで非常に親しまれているビール)、リンゴソルベのリンゴ乗せ、コニャック/パトさんち
宿泊 :パトさんち

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旅情報
1ユーロ=162円

*ベルサイユ宮殿
RER高速郊外鉄道C5番線、ベルサイユ行き終点下車すぐ。入場料は1人13.5ユーロと高いが、16時以降の入場だと安くなる(そのチケットを16時前に購入することはできなかった)。
http://www.chateauversailles.fr/