2人の世界旅 日々の記録

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ブルキナファソ>2008年01月24日(Thu)
★ポー→チェベレ→ポー
:: 旅259日め : 世界旅50ヶ国め : 和人214ヶ国め : あづさ71ヶ国め ::

■独特な文化に触れる旅
あづさが西アフリカで5本の指に入る期待度大!!というほど訪れたいと思っていた、チェベレTiebeleの村へ行く日がいよいよやってきました。

ここは、カッセナKassena族に古くから伝わる独特のペインティング文化が泥塗り建造物に見られるところで、ホント、楽しみにしてきたところです。ちなみに、建造物へのペインティング文化は、ブルキナファソ南部でもガーナ北部でも見られますが、あづさは、日本を出る前から、両方をくまなく調べ、調べ、調べ・・・その結果、規模や保存状況、観光客ズレの有無、村の雰囲気や、・・・そして一番大事なことはもちろん“そそられ度”(笑)、といった具合に、ガーナ北部ではなくブルキナファソ南部、今日これから向かうチェベレ村に行きたいと思ってきました。

朝、ポーPoでの車探しは大変でした(>_<) チェベレまで、そんなに距離はないのに、「1人2000フラン」という高額料金をドライバーが言うと、村人が言い、集まった人も言い、・・・みんなが口裏合わせて嘘をつくんです。すでに車に乗った乗客にいくら払ったかを聞いても嘘をつくか無言で目をそらすかのどちらかだし、ドライバーは、他の乗客からの料金徴収を絶対に私たちに見せないし、・・・アヤシイ(▼▼)!! 私たちが別の車を探しに行ったり、バイクタクシーに値段をかけあったり、恐ろしい時間をかけてぐるぐる動いているうちに、なんとか1人750フラン(チラっと見えた他の客の支払額と同じなので、おそらく定価)の支払いまで下げることができました。

チェベレの村へは乗り合いトラックで1時間ほどで到着しました。

村は・・・素晴らしい! の連続です。

今まで西アフリカをずっと旅してきて、こんな素晴らしいペインティングされた建造物など見たこともありません。もちろんここはある程度観光客が来るところなので、自称ガイドが『ガイド料2000フラン」とか、「写真を撮るなら1500フラン」とか、いろいろとふっかけてきます。そういう人々は嫌ですよね。

だから私たちは、自分たちの目と足で、自分たちのペースで歩きたいと強く思うようになりました。そのためには、「観光に来ました~~」というウキウキ感を出さずに、静かに村を歩いたほうが良いと思いました。そして敢えてメインのペインティングハウスの方向とはまったく違う、村人しか通らないような小道から歩き始めました。

それでも頻繁に見られるペインティングハウスの連続には、ホント、心、奪われっぱなし(*^-^*)

途中おじさんに呼ばれて、民家っぽい敷地にお邪魔すると、そこは村人のローカルなバー! とうもろこしをついて水を加えて発酵させた、伝統の発酵酒をごちそうしてくれるというのです。それでも小額ですがお礼のお金を渡したら、お店にいた陽気なおばあちゃんの勧めがやまず、何杯もおかわりしちゃいました♪

子供たちと手をつないで村を歩いたり(みんなかわいい!)、そしてメインの、素晴らしい保存状態のペインティングハウス群!

ペインティングハウス

チェベレの村、そこには、これまでの西アフリカの旅では見たこともない、独自、奇抜、かつ素晴らしい文化が残されています。次々と目に飛び込んでくるそれらの景観は素晴らしく、今日の1日は、西アフリカの旅の、紛う方なきハイライトの1つとなるでしょう。
本日の旅
行動 :チェベレ観光
朝食 :豆とごはんを炊いたものに油と塩をかけたもの/ポーの路上ごはん屋
昼食 :ダクヌ(とうもろこし粉を練ってとうもろこしの薄皮で包んでふかしたもの)にトーツ(辛いピーマンとトマトをつぶしてスープ状にしたもの)を添えたもの/チェベレの路上ごはん屋
夕食 :アチェケ(キャッサバの乾燥を砕いたものをふかし、塩で薄味をつけ、緑ピーマン紫玉ねぎトマトきゅうりの粗みじん切りサラダを乗せ、ケチャップナポリタン風ソースをかけて揚げ魚と揚げ油を乗せたもの)/宿
宿泊 :オーベルジュアデポAuberge ADPO

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旅情報
1セーファーフラン=0.25円

*チェベレへの行き方
ポーの町から乗り合いトラックを探す。乗り合いタクシー乗り場の敷地から東に10mくらいのところにチェベレ方面の車が止まっている。私たちは料金交渉を粘って1人2000フランから750フランまで下げたが、これには恐ろしく時間がかかった(そもそも15人乗りの車であるため、15人の客が集まるにも相当の時間がかかる)。所要1時間弱。なお、モト(バイクタクシー)でならば、集客状況によらず出発できる。1台往復で6000フラン~7000フランとのこと。