2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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ベネズエラ>2009年12月10日(Thu)
★ラトン島→カナイマ→シウダードボリーバル→サンクリストバル行き夜行バス
:: 旅945日め : 世界旅172国め : 和人235ヶ国め : あづさ188ヶ国め ::

■エンジェルフォールツアー・3日目
私たちが宿泊しているラトン島Isla Ratonはエンジェルフォールの遠景での展望所にもなっていて、別名を、ミラドールイスララトンMirador Isla Raton(ラトン島の展望所)とも言います。ガイドのミゲルちゃんによると、「5時半に日の出で6時になると雲がかかる。サンライズを見るのは6時半まで。」とのことで、私たちを含めて数名が、5時半に起床、テントから歩いてすぐのところにある川岸からまだ薄暗い滝を見ながら、日の出を待ちました。

びっくり! ミゲルちゃんの言ったことは本当で、いったん明るいオレンジに染まった滝が、6時ちょうどに、雲に覆われて見えなくなったんです。そして再び、今度はさっきよりも格段に明るいオレンジ色になって、神々しく滝が輝き始めたのです。

ベネズエラ

きれい・・・、とってもきれい! 大感激!

世界一の滝の感動よ、再び!

昨日のように、滝に近づきすぎると、如何にそれが秘境の地にあるのかが分かりにくい。今日の光景は、滝は遠くに見えるけれども、稀なる地形であるテプイがパノラマで見渡せますし、その分秘境度が増して世界一の滝を見続けられるのです。

その後は、美味しいアレパ(ベネズエラの国民食、とうもろこし粉を使ってベイクしたパン)を朝食に食べ、7時すぎにモーターボートに乗り、川を下ってカナイマCanaimaへ戻りました。途中小さな滝で泳いだりもしました。昨日の「川の流れに逆らって上る」のとは違って、川下りは楽なのでしょう。一度も船を押すこともなく、およそ4時間でカナイマに到着しました。

セスナに乗って、シウダードボリーバルCiudad Bolivalへ戻り、空港で預けておいた荷物を受け取ったら、もう本当にエンジェルフォールの旅はおしまいです。

シウダードボリーバルには泊まらないことにしました。体は疲れているはずですが、疲労は感じません。前向きに、次なる国コロンビアへ向かう楽しい気持ちと共に、国境近く、サンクリストバルSan Cristbalへ行く夜行バスに乗り込みました。
本日の旅
行動 :エンジェルフォールツアー3日目、カナイマからシウダードボリーバルへ移動、サンクリストバル行き夜行バスに乗る
朝食 :アレパ(とうもろこし粉を練って焼いたもの)、野菜入りスクランブルエッグ、パインジャム、チーズ、コーヒー、桃ジュース/ラトン島の宿
昼食 :カルネギサーダ(肉煮込み)、エンサラダ(レタスきゅうり玉ねぎトマト)、アロース(ごはん)、桃ジュース/カナイマの宿
夕食 :Arroz chino con pollo(アロースチノコンポヨ、鶏入りチャーハン)/シウダードボリーバルの食堂
宿泊 :サンクリストバル行き夜行バス
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旅情報
1ボリーバル=17.8円

*エンジェルフォールの朝焼けを見る
季節によっても違うのかもしれませんが、ガイドの説明によると、「6時前、いったん明るくなる」「6時をすぎると雲が出る」「雲がいったん出たあと、雲が消えて朝焼けが見える」とのことでした。事実6時すぎにテプイがすべて見えなくなるほど深い雲がかかり、その後、旅日記にも掲載している写真の光景が見渡せました。ラトン島から見る朝焼けは大変にきれいなので、興味があれば、ツアー申し込み時に、朝焼け鑑賞の可否について訊ねておくと良いでしょう。